ぬしの健康 〜骨折は突然に②〜

ぬしの部屋
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ぬしの骨折シリーズ第2弾です。

今回は、退院からギプスが外れるまでの3週間ほどの生活をまとめてみました。

退院後は、通院で週1回のリハビリと2週間に1回の診察になりました。

リハビリでは骨折をしたほうの足の筋力トレーニングと足のストレッチ、1週間ごとに負荷を増やした歩行トレーニングをしています。

足が不自由になったことで、日常生活にどのような支障が出るのか、また当たり前の生活がどれほど尊いものかを痛感することができました。

退院後は、入院生活とは違った良いこと、大変なことがありますので、参考までにお読みいただければ幸いです。

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退院して良かったこと

家族との生活

言うまでもなく、これが一番です。

朝起きて「おはよう」と言える相手、一緒に食事をして話せる相手、もふもふの愛する家族たちとの生活は心の安定にも繋がります。

ウェスティの凛は、私が退院して数日は、片時も離れず常にギプスをあご枕にして寝ていました。

きっと長い期間不在だったので、またどこかに行かないか監視されていたのだと思います。

わんずのお世話は、ぬしBが一手に引き受けてくれて本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

しかし、私が今できることは、傷を悪化させないこと、早く回復することしかないため、とにかくリハビリを頑張っています。

静寂

家に帰ってきて「静かだ!」ということを事あるごとに感じました。

もちろん、わんずのわちゃわちゃで賑やかなのですが、それ以外は静寂です。

特に、夜寝る時にそう感じます。

病院では4人部屋だったので、常に誰かの気配を感じます。

看護師さんの見回りや、早朝の採血、病状の急変など、音と人気が途絶えることはありませんでした。

そのため、安眠はできず何かに集中することも難しい環境だったと、退院してから気が付きました。

また逆に、周りの人を気にしなくても良い生活も、退院後久しぶりに経験できました。

お風呂(シャワー)

入院中はもちろん、シャワーやお風呂に入ることはできませんでした。

毎朝の洗顔用のおしぼりと、3日に一度、おしぼりで身体を拭く機会がありました。

また、洗髪は自己申告制で、私は13日間の入院で3回ほど洗髪をさせてもらいました。

退院してからは、まだギプスをしていたため、ギプス部分が濡れないようにビニール袋で覆い、シャワーがOKになりました。

温かいお湯で髪も身体も洗えてさっぱりする感覚は感動的でした。

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退院後大変だったこと

お風呂(シャワー)

温かいお湯で清潔を保てるようになったことは、とても良かったのですが、お風呂(シャワー)に入るという一連の流れは、本当に大変でした。

相棒である松葉杖が使えないため、バランスが不安定になることや、骨折した足は床に付けないため、常に足を上げた状態でいなければなりません。

当初はお風呂の椅子が小さく低いものだったので、座ったり立ったりすることも一苦労でした。

また、冬の時期に湯船に浸かることができないので、とても寒かったです。

このようなことから、シャワーは2日に1回にしていました。

寒いこと、足が辛いこと、移動や着替えが大変なことなどで、シャワーをした後はぐったりでした。

階段

階段の上り下りは危険なため、松葉杖を使わず、這うようなスタイルで対応していました。

上りは階段に腰掛けた状態から腕を使ってお尻を上げ、階段を一つずつ座っていく上り方、くだりは一段ずつ、ずり落ちる感じで下りていく方法です。

くだりは筋力はそれほど必要ないのですが、上りは腕と怪我をしていないほうの足のももの筋力を使います。

2階に上りきるまでにほとんどの体力を使い切るのですが、最後の段で、片手で松葉杖を支えながら、もう片方の手で手すりを掴み、片足で立ち上がらなくてはいけません。

その最後の力を一番使うので、2階に登った時には、へとへとになってしまいます。

私は力はあるほうなのですが、普段使わない筋肉を使うので、一日が終わる頃には本当に疲れてしまっていました。

足の血流の悪さ

入院時には、トイレとリハビリ以外はずっとベッドの上で、足にはクッションを敷いて少し高く上げていました。

手術で切開をしているため、血管の回復がまだしていないので血流が悪くなっています。

そのため、立っている(足を下げている)状態にすると足の先が紫色になり血が通いづらくなってしまいます。

退院後は出来る限り料理などをしようと思いましたが、立っていると足が辛くなってくるため、行儀は悪いですがキッチンカウンターに足をかけていることで料理をしていました。

食事の際も、椅子を追加で用意して、そこに足を置いて座っていました。

このような状況なので、基本的にはソファの上に足を伸ばして座り、骨折している足の下にはクッションを敷いて少し高くして安静にしていました。

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お助けグッズ

ニトリバスチェア

この椅子に変えてからは、シャワーが劇的に楽になりました。

座面の高さが45cmとあり、座りやすく足を上げるにしても少しで良いため姿勢に負担がかからなくなりました。

また、座面の幅が42cmと広いため、片足を上げて座っていても安定感があります。

洗い場の移動の際も、この椅子を杖代わりにすれば、バランスを崩すこともなく安心して移動することができました。

お風呂で使わない時は、洗面所に設置し、歯磨きや洗顔時に座りながら作業ができるため、足への負担も軽減できます。

通常サイズよりも2周りほど大きいため、それなりの場所を取りますが、身体への負担を考えると本当に買ってよかったと思える椅子です。

足腰への負担が少ないため、腰痛を持っている方にもおすすめです。

商品の詳細はニトリネットからご覧ください。

ガウチョパンツ

ギプスの厚みがあるため、普通のジーパンやズボンなどが入りません。

そのため、ガウチョパンツが大活躍してくれました。

ユニクロのガウチョパンツは裾の部分の広がりがボタンで調節できるため脱ぎ履きに便利でした。

ただ、黒色のガウチョパンツは、わんずの抜け毛が沢山ついてしまう生地のため、室内のみの利用に留めておいたほうが良いです。

軸足保護シューズ

松葉杖での歩行は、怪我をしていないほうの足が軸足となります。

軸足に体重のほとんどがかかることや、足を床についた時の負担が通常よりもかかるため、かかとが痛くなってきます。

頑張ってくれている軸足を保護するためのスリッパは、室内でも必需品となりました。

スリッパと言っても、踵がないものだと脱げる可能性があり、転倒の危険があります。

また、底の部分に滑り止めがないものも危険です。

身体のバランスは、2本の松葉杖と1本の足で取るため、軸足を保護しつつ脱げたり滑ったりしない履物があると良いです。

まとめ

病院から自宅での生活に移り感じたことは、家族と共に過ごせる安心感と居心地の良さが何よりです。

一方で、病院ならではの生活のしやすさにも気づきました。

それは障害物が少ないことです。

我が家は、それほど仕切りがない間取りではありますが、それでも松葉杖を両横に広げた状態で歩行できるスペースばかりではありません。

また、階段や段差、ドアの開け閉めなど、松葉杖を一旦置いてやらなければならないことも多々あることが分かりました。

それから、自分の体重を軸足と松葉杖を持っている手で支えることになるため、手のひらにかなりの負荷がかかります。

入院中はなかったのですが、退院後1週間ほどして手のひらの皮がめくれてきました。

それから更に1週間経つと、その部分の皮が厚くなりマメができました。

それだけ負荷がかかっているということですね。

退院の際に、ギプスではなく付け外しができる装具でも良いと主治医から言われたのですが、わんずと一緒に暮らすことや、何かにぶつける可能性も高いため、固いギプスを巻いてもらうことにしました。

多頭犬飼いや、中型犬以上のわんこがいるご家庭は、出来る限り骨折部分を保護できるようにしたほうが良いと思います。

皆さまも、どうか怪我や病気にはお気をつけて。

大変さは足し算、楽しさは掛け算以上。

皆さまにとって、素敵なわんわんライフになることを願って。

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