子犬期に慣れておきたいこと

飼い方・しつけ
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わんこって、いつ何時でも本当にかわいいですよね。

寝ていても、起きていても、遊んでいても、いたずらをしても、結局かわいい。

何をしても許せてしまう、それがわんこです。

特に子犬期のかわいさは破壊的。

でも破壊的子犬期はあっという間に終わってしまいます。

この時期は、基本的なしつけや社会化トレーニングなど、やっておきたいことが盛りだくさんで、飼い主としても大忙しになります。

そこで今回は、子犬期にこそ、わんこに慣れておいてほしいことをまとめました。

今までに10頭のわんずと暮らしてきて、以下の3つに慣れておくと後々助かると実感したものです。

  1. 体を触られること
  2. 歯磨き
  3. クレート

この記事が、これから子犬をお迎えする予定の方や、現在子犬のお世話をされている飼い主さんの参考になれば幸いです。

この記事はこんな人向け
  • 子犬期にしておくべきことを知りたい
  • 久しぶりに子犬をお迎えする
  • しつけ以外にやっておくと良いことを知りたい
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体を触られること

なぜ必要か?

体を触られることに慣れてもらうことは、病気や怪我の発見や健康チェック、爪切りや足裏ケアなど、日頃のお手入れもとてもしやすくなります。

わんこが触られてあまり嬉しくない部分として、足や口の中、しっぽやお尻などがあります。

苦手な部位でも、自我や抵抗のハードルが低い子犬期から、飼い主や人に触られることに慣れておけば、抵抗や負担が大きくかからずにいることができます。

体を触られることへの抵抗感は、わんこそれぞれの個性や性質によって異なるかと思います。

現在まで10頭のわんこたちと暮らしてきて感じる、個人的な感覚ですが、愛玩犬から遠い犬種や性質であればあるほど、体を触られることが好きではないような気がします。

あくまでも私の経験ではありますが、愛玩犬の代表格とも言えるトイプードルやミニチュアダックスなどは、どこを触られてもほとんど抵抗感はなかったです。

一方で、いわゆる「犬らしい」性質を持ったボーダーコリーやシェルティ、雑種犬などは足や口などを触られることに抵抗感が強かったです。

もし警戒心がありそうなわんこであれば、出来る限り早めに体を触られることに慣れてもらうことをお勧めします。

方法

①短い時間で毎日触る

一日数回、スキンシップの時間に苦手な箇所を触るようにしましょう。

触る際は、ゆっくり撫でるようにして、触ることができたら思いっきり褒めます。

現在の我が家の場合は、シェルティのしおんとボーダーコリーの天は、足を触られることが嫌いでした。

散歩から帰ってきて足を拭く際に、最初は抵抗することが多かったです。

しおんの場合は、怖がることと嫌な気持ちが半々くらいでしたので、出来る限り時間をかけないように拭くこと、拭いている最中は優しく褒めることを心がけました。

天は、とにかく「嫌!」という反応でした。

足を触らせないように抵抗(逃げる)する、拭いている時は止めるよう噛もうとしました。

そのため、噛もうとする時は「ダメ!」と言いながら、素早く拭くようにして、終わったらテンション高めに褒め続けました。

地道に毎日続けた結果、今では自ら足を出してくれるようになりました。

しっぽやお尻に関しては、ウンチをした後のお尻チェックで慣れてもらいました。

ウンチや肛門腺の液体がお尻の周りについていたりする場合があるため、我が家では小さい頃からお尻チェックはトイレのタイミングでセットにしています。

これにより、下痢をした際や、病院での検温の際に抵抗なく触らせてくれるようになりました。

②膝の上で仰向けにして体を触る

この方法は、ドッグトレーナーさんに教えてもらいました。

仰向けにして体を飼い主に預けることで信頼・服従の意識をつける効果があるそうです。

  1. 飼い主が床に足を伸ばした状態で座る
  2. 足の間にわんこを仰向けにして寝かせる
  3. まずは触りやすいお腹や顔などを撫でる
  4. 徐々に足など苦手とする箇所を触る
  5. 慣れてきたら足を持ち前後に動かしたりしてみる

仰向けに寝かせることは、成犬になってからだとかなり難しくなりますので、ぜひ子犬期に慣れてもらうと良いと思います。

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歯磨き

なぜ必要か?

人間と同じく、わんこも歯周病になる可能性がとても高いからです。

これは、おやつやドッグフードなどの食生活や生活習慣などが関係していると言われています。

柔らかい食べ物など、口の中に食べかすが残っていることで、歯垢が溜まりやすくなります。

わんこの歯垢は、人間よりも早く歯石になると言われています。

その歯石が、歯周病を引き起こす原因となります。

わんこの場合、人間とは異なり歯石除去や口腔内の治療は、全身麻酔になることが多いです。

全身麻酔はわんこの体に大きな負担となります。

そのようなことを予防するためにも、日頃の歯磨きに慣れてもらうことは大切です。

我が家では、現在の3わんずが子犬の時にこれを怠っていました。

わんずが2歳くらいになったときには、すでに奥歯に歯石がついていました。

現在は、これを悪化させないようにデンタルケアをしています。

末っ子の天は、歯磨きではないですが、小さい頃から食後に歯磨きガムをしています。

習慣化されているからか、4歳になった今でも真っ白な歯を保っています。

また、幸い体を触ることに慣れてもらう時に、口の中も触ることをしていたので、成犬になってからデンタルシートを使うことに大きな問題はありませんでした。

3歳以上のわんこの8割が歯周病であるとも言われている昨今、歯磨きはわんこの健康のためにも必要不可欠ですね。

方法

①デンタルシートで歯磨きをする

【歯磨き用のウェットシートを指に巻きつけて歯をこする】

色々試しましたが、この方法が一番歯磨きとしての効果があると思います。

デンタルシートでも色々な種類がありますが、どのデンタルシートも大差がないと思っていました。

今までは、デンタルシートで歯を拭いても、汚れなどそれほどシートに付着することはありませんでした。

しかし、このデンタルシートは違います。

見た目に汚れがなくても、このシートで歯を拭くと、茶色の汚れがしっかりシートに付着します。

値段は安くないですが、それなりの効果はあると感じています。

我が家では、小型犬2わんずはこのシートを半分に切って使っています。

②歯磨きガム(トイ)を使う

【お気に入りのデンタルトイを食後の習慣にする】

歯垢が歯石に変わりやすいわんこは、出来る限り食直後に歯垢を除去することが最善の方法です。

デンタルトイであれば、わんこも楽しんで歯磨きをすることができます。

ただし、注意点もあります。

  • 固すぎるものだと歯が欠けたり折れたりすることがある
  • 噛み方に癖があると一部分しか効果がない

天が気に入っているナイラボーンは、天にはちょうど良い硬さのようですが、他のわんずには硬すぎます。

他わんずが噛んでいると、数分後に歯茎から血が出ることが多いです。

そのため、ナイラボーンは天専用のものになりました。

長い時間の使用も危険なので、夕食後の3〜5分ほどを目処に引き上げています。

我が家で、歯磨きを目的にデンタルトイを使うのは、天のみです。

他3わんずは、どちらか一方の奥歯でしか噛まなかったり、前歯あたりで引っ張ったりする遊び方をするため、歯磨きの効果は限定的です。

このような場合はデンタルシートを併用することで補足するようにしましょう。

この2つの方法に行き着くまでに、歯ブラシにデンタルペーストを乗せて歯磨きをする方法も試しています。

しかし、この方法は我が家では効果を発揮できませんでした。

理由は、ペーストを舐めたいが故に、歯ブラシが歯に当たらないからです。

ペーストがあるうちは、口の中に歯ブラシが入った状態になるのですが、ブラシが歯を磨いている時間が少なく、あまり意味がなかったです。

子犬期に「ブラシで歯を磨く」習慣をつけておけば、歯周ケアには何よりも効果的だと感じます。

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クレート

クレートに入ることに慣れておくことは、移動時や緊急時、避難時などに役立ちます。

また、わんこにとっての安心な場所としてクレートがあると便利です。

こちらについては別記事で詳しくまとめていますので、そちらをご覧ください。

まとめ

子犬の時期は本当にあっという間です。

色々な環境や習慣に慣れるのも早いこの時期に、わんこの適応力を向上させておけば、成犬になった時に何かと助かることが多いと思います。

もちろん、わんこの個性や性質などもあり、慣れてもらわなくても問題なくできる子や、かなりの時間や根気が必要な子もいると思います。

今回取り上げた3点は、わんこの人生においての健康やお手入れ、緊急時などにとても必要になってくると実感したことを挙げさせていただきました。

日頃の健康は毎日のスキンシップから。

長く元気でいてもらうためにも、飼い主として出来る限りのことをしたいですね。

大変さは足し算、楽しさは掛け算以上。

皆さまにとって、素敵なわんわんライフになることを願って。

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