働きながらの多頭飼いの一番の悩みは留守番です。
わんずに留守番をしてもらう中で、お互いの快適のために重要になってくるのはペットシーツ。
市販では、色々な種類のペットシーツが出ていて目移りしますよね。
色もサイズもバリエーションに富んでおり、香り付きのものや、洗って繰り返し使えるものまで様々です。
犬種も体格も性別も様々なわんずと暮らしている中で、数知れずのペットシーツを試してきました。
その中で、現在行きついたペットシーツは以下の3種類です。
上2つはトイレトレーで使うのにベスト、クリーンペットシーツは拭き取り用として使用しています。
ご紹介する我が家での使用用途と特徴が、ペットシーツ選びの参考になれば幸いです。
働きながらの多頭飼いのトイレ事情
多頭飼いのトイレ事情については、別記事で詳しくまとめてありますので、こちらをどうぞ。
ペットシーツを選ぶにあたり、働きながらの多頭飼いのトイレ事情がポイントになります。
- 室内トイレは避けられない
- 吸水性とニオイ吸収率が重要
- オス、メスの特性
室内トイレは避けられない
在宅勤務でない我が家は、わんずに留守番をしてもらっています。
ぬしBは職場が近いため、昼休憩に一度帰宅してくれていますが、それも束の間。
留守中や就寝中は、基本的にフリーにしていますので、わんずが好きにトイレができるようにしています。
そのため、室内でもトイレができるように、4わんず全員トイレトレーニングをしました。
留守番をしなければならないため、室内トイレは避けられませんが、室内トイレができることは、他にもメリットがあります。
- 外出先の室内でもトイレができる
- 散歩に行けない場合(病気やケガ、悪天候など)にもトイレの心配が少ない
- 有事にも対応できる
このようなことから、わんずの室内トイレであるペットシーツ選びは重要です。
吸水性とニオイ吸収率が重要
多頭で留守番をしてもらうため、オシッコの量もわんこの数だけ増えます。
都度、ペットシーツを替えることができないため、吸水性とニオイ吸収率は最重要事項となります。
吸水性は、単に吸収ポリマーの量だけではなく、シートに吸収した水分の戻りがどの程度あるかも影響してきます。
シート表面が濡れたままになっていると、わんずは足が濡れることを嫌がります。
また、水分の戻りがあると、シートが破れたり、よれたりしやすくなりますので、シート自体のもちも悪くなります。
ニオイ吸収率は、ニオイの発生源を抑えるためにもペットシーツにどの程度効果があるかがニオイ対策に影響します。
脱臭機の性能が良くても、ニオイの発生源が多ければ、部屋のニオイは漂うばかりになりかねません。
そのことからも、ペットシーツがいかにニオイを吸い取ってくれるかは重要です。
オス、メスの特性
ペットシーツの汚れかたは性別によっても違ってきます。
メスの場合は、しゃがんでしますので飛び散りもほぼありませんが、オスはしゃがまないため、オシッコの飛び散りがあります。
我が家の唯一のオスであるボーダーコリーの天は、室内トイレの時は足を高らかに上げませんので、通常よりは飛び散りは少ないほうだと思います。
しかし、中型犬で体高もあるため、どうしても小さいペットシーツではカバーしきれません。
ご家庭によっては、足上げオシッコのために壁部分に張り付けるタイプのペットシーツを用意する必要があります。
多種多頭はペットシーツも多種多様だよ。
我が家のおススメペットシーツ3種
別記事で詳しくまとめていますが、我が家のトイレスペースは以下のようになっています。
それぞれのスポットが異なるため、用途に応じたペットシーツを使用しています。
- トイレトレー:凛(ウエスティ♀)、しおん(シェルティ♀)
- トイレトレー前の中央:天(ボーダーコリー♂)
- トイレトレー前の端:海(トイプードル♀)
ボーダーコリーの天が来る前までは、トイレトレーのみで問題なかったのですが、オスの特徴がありトイレスペースを拡張することになりました。
天が小さい時は、トイレトレーの中にオシッコが収まっていたのですが、体が大きくなるにつれてトレーからはみ出ることが多くなりました。
天としては、後ろ足をトレーに乗せているので、きちんとしていると思っています。
そこで、実際にオシッコが落ちるトレー前部分にワイドサイズのペットシーツを設置しました。
それでもオシッコがはみ出てしまうことがあり、対策のために情報収集をしたところ、「的を作ってあげると良い」という案があったため試してみました。
トイレトレーの前部分にレギュラーサイズのペットシーツを置いたところ、見事にそこに当たるようにしてくれるようになりました。
そのため、レギュラーサイズのシーツを小まめに替えるだけで済み、ペットシーツの消費量がかなり削減できました。
このように多種多頭は用途も様々です。
それぞれの用途別のおススメペットシーツを3種類ご紹介します。
ネオシーツカーボンDX
- 吸水性抜群
- 消臭効果も強い
- 逆戻り少なく表面サラサラ
- セール時以外は割高
- 表面色がグレーなので、オシッコの色が分かりにくい
このペットシーツをメインで使用しています。
トイレトレーの中はレギュラーサイズ、トイレトレーの前にスーパーワイドサイズを敷いています。
静岡県富士宮市にある株式会社コーチョーという会社が製造しているペットシーツです。
創業は1963年、ペットシーツの製造を始めたのは1987年ですので、ペットシーツメーカーの中でも先駆けの企業ですね。
ネオシーツシリーズ(犬用)は8種類あります(2022年11月時点)。
その中で我が家がお世話になっているのが、このカーボンDXです。
ネーミングの通り、炭(活性炭)が嫌な臭いを強力に吸着消臭してくれます。
色々なペットシーツを使ってきましたが、消臭力と吸水性は断トツの一番です。
製品情報では、レギュラーサイズの場合のオシッコ給水量は90~120cc。
小型犬の1回の量が30ccの計算ですので、オシッコ3~4回分を1枚で吸水してくれます。
他社製品のほとんどは、レギュラーサイズで吸水性が良いものでも90ccまでの表記が多いので、120㏄はすごいですね。
実際に使っていても、シーツの取替頻度は他社メーカーのものよりも少なく済んでいます。
もう一つすごい点は、逆戻りが本当にないことです。
シーツを取り換える際に表面部分を触ってしまった場合でも、全く手に付きません。
ペットシーツの逆戻りがあると、わんずは足が濡れてしまうため、粗相の原因にもなります。
足が不快なところではオシッコはしないよ。
逆戻りがないことは、わんずにとっても飼い主にとっても快適で扱いやすいです。
残念な点を挙げるとすれば、通常価格は割高になる点です。
我が家は、ネオシーツを定期的に安売りするホームセンターがあるため、その際にまとめ買いをしています。
デオシート
- コスパが良い
- 吸水性と消臭力のバランスが良い
- 大容量
- 逆戻りがある
- 表面色が青や緑のため、オシッコの色が分かりにくい
しっかり超吸収のレギュラーサイズをトイレトレーの中、消臭&フレグランスのレギュラーサイズをトイレトレーの前の天の的用に使用しています。
製造している企業は、ユニ・チャーム株式会社。
トイレタリー製品で知られる大手企業ですね。
創業は1961年、本社は東京です。
デオシートは1987年に発売されたので、前述のネオシーツ(コーチョー)と同時期です。
こちらのペットシーツは知名度も高いので、どの店舗でも取り扱いがある印象があり、入手しやすいことも助かります。
デオシートのおススメポイントは何といっても大容量。
レギュラーサイズは112枚入りですので、多頭飼いとしては大変助かります。
吸水性と消臭力のバランスもお値段以上です。
ネオシーツよりは吸水性は少し劣りますが、シーツの厚みがそれほどないのにも関わらず吸水してくれます。
残念な点は、逆戻りがあることです。
吸水性は良いのですが、表面は濡れたままになってしまうため、取り換えの頻度としてはネオシーツに優りません。
また、ネオシーツよりも耐久性がないため、濡れてしまうと表面が破れやすくなります。
このようなことから、我が家では表面をカバーできるトイレトレーの中で「しっかり超吸収」タイプを使用しています。
また、しっかり超吸収よりは吸水性は少なくなりますが、その分コスパの良い「消臭&フレグランス」タイプを天の的用に使用し、こまめに取り換えるようにしています。
クリーンペットシーツ
- コスパが良い
- 大容量
- 表面色が薄青なので、オシッコの色が分かりやすい
吸水性や消臭力は少ない
こちらのペットシーツは、拭き取り専用にしています。
メーカーは、宮城県仙台市にあるアイリスオーヤマ株式会社。
今や家電など幅広い生活用品を手掛ける会社ですね。
1971年に創業しており、ペット関連を手掛けたのは1986年の犬小屋が始まりだそうです。
ペットシーツはいつから発売になったのかが定かではありませんが、先述2社よりは後発のようです。
このシーツのおススメは、1枚当たりがお安いことです。
また、吸水性が高いペットシーツではあまり白色のものはないのですが、こちらは吸水性がそれほど高くないためか、薄青なので吸水物の状態を確認しやすいです。
シーツの厚みは、かなり薄くコンパクトなので置くスペースも困りません。
吸水性はそれほどなく、小型犬なら1回分のみ、中型犬では容量オーバーになると思います。
そのため、我が家ではトイレトレー用には使用せず、もっぱら拭き取り用にしています。
このペットシーツは粗相した際や、トレーからはみ出てしまったりした場合に1枚で十分吸水してくれます。
また、オシッコのみならず、体調不良の際の嘔吐や下痢など、水分の多い吐しゃ物を拭き取る場合にも活躍してくれます。
他のペットシーツと違い、薄めの色のシーツなので、拭き取った物の色や状態が把握しやすいことも助かっています。
このシーツで吐しゃ物を拭き取り、ビニール袋に入れて動物病院で診てもらう際にも役立ちます。
用途としては、使い捨てのタオルのような使い方として重宝しています。
このペットシーツ以外にも、似たような薄手のシーツを試したのですが、吸水性がほとんどなかったり、吸水ポリマーが中でバラバラになったりして品質に不安が多かったです。
我が家はコストコ会員なので、コストコに行った際に240枚入りを購入しています。
まとめ
ペットシーツは消耗品なので、できる限り安く済ませたいですよね。
しかし、働きながらの多頭飼いは留守番時間があるため、わんずがトイレをした都度、こまめに替えることができません。
そのため、安さだけではなく、吸水性と消臭力の良さもペットシーツ選びの大切なポイントとなります。
そして軽視できないのは、逆戻りです。
オシッコをした後にすぐ取り換えができない場合は、ペットシーツの表面ができる限りサラサラの状態を保っていると、わんずにとっても快適なトイレスペースになります。
トイレが綺麗な状態でないと、その分粗相する頻度も上がります。
仕事から帰ってきた時にトイレが大惨事になっていないためにも、機能面でも優れているペットシーツ選びは大切ですね。
毎日のことだから、お互いが快適に過ごせるように。
飼い主のペットシーツチェックはこれからも続きます。
大変さは足し算、楽しさは掛け算以上。
皆さまにとって、素敵なわんわんライフになることを願って。
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