多頭飼い犬のお散歩~4頭飼いのコツとグッズ~

飼い方・しつけ
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人間に限らず、健康の基本はよく食べ、よく運動し、よく眠ることですよね。

その3大重要事項のうちの一つである運動(散歩)は、大好きなわんこが多いのではないでしょうか。

働きながらの多頭飼いでは、日中はどうしても留守番をお願いすることが多くなります。

そのため毎日の散歩は、わんずにとっても飼い主にとっても大切な大切な時間でもあります。

とは言え、多頭ともなると、どうやって日々の散歩をしているのか気になる方もいらっしゃるかと思います。

ポイントは無理をしないことと、極力手がふさがらないようにすることです。

この記事では、我が家での多種多頭犬の場合の散歩について、方法と工夫をまとめました。

あくまでも一例となりますが、お役に立てれば幸いです。

この記事はこんな人向け
  • 体格の違う犬の散歩の方法を知りたい
  • 多頭飼いの散歩のコツを参考にしたい
  • 多頭飼いで散歩に苦労している

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我が家のお散歩方法

我が家は多種多頭ですので、お散歩のイメージがしやすいようメンバーをご紹介します。

この4頭のメンバーで毎日の散歩をします。

散歩の方法は以下の3つに分かれます。

  1. 平日朝
  2. 平日夜、休日
  3. ワンオペ時

平日朝

仕事の日は時間との闘いです。

そのため、朝の作業は飼い主2人で分担しています。

ぬしAは犬事、ぬしBは家事の担当です。

飼い主1名での散歩オペレーションとなりますので、基本的には2回に分けてしています。

平日朝さんぽチーム分け
  • 1周目

    天&しおん
  • 2周目
    天&凛&海

1周20~30分ほどのコースを2周します。

天は体が大きく運動量の必要な犬種なので、2周して1時間ほどの散歩量を確保しています。

我が家の平日朝の散歩は、自由参加制にしています。

そのため、インドア派の海は参加率が悪いです。

また、凛も行きたくない時(極寒、猛暑、眠い)は参加しないため、2周目は天のみとなります。

平日夜、休日

比較的時間に余裕があるため、全員(飼い主2人と4頭)で散歩に行きます。

この際のチーム分けは以下の通りです。

飼い主二人の場合のチーム分け
  • チーム中型犬
    しおん&天
  • チーム小型犬
    凛&海

多頭飼いになってから、色々なメンバー構成を試しましたが、この組み分けに落ち着きました。

理由は2つ。

  1. スピードが同じで歩きやすい。
  2. 特徴が似ておりコントロールしやすい。
チーム中型犬の特徴

歩くスピードが速い
牧羊犬のため車追いの血が騒ぐ

チーム小型犬の特徴

歩くスピードがゆっくり
色々なものに興味をもち立ち止まりやすい

チーム中型犬は、とにかく歩きます。

匂いを嗅ぐことに執着することもなく、前進あるのみ。

ただし、2頭とも差はあるものの車追いの習性が抜けきらないため、車が通るときには注意が必要です。

しおんは車に向かって飛びついたりはしませんが、引っ張りがあるため、リードを短めに持つ必要があります。

天は、力が強いので車をロックオンする前に「待て」と声掛けすることで、車への集中を紛らせコマンドを聞くように注意します。

チーム小型犬は、体が小さいため歩くスピードも速くはありません。

凛は色々な匂いを嗅ぎたいタイプで、海は面白いものが落ちていないか興味津々で歩きます。

そのため、スムーズに前進しないことが多く、危険なものが道にないかを注意する必要があります。

特に海は、口にくわえることが多く、その際はおやつを見せて「出して」と言って食べさせないようにしています。

このように、それぞれのチームで車に注意すること、道端に注意することに分かれることによって、飼い主としてはコントロールしやすくなりました。

ワンオペ時

頻度は少ないですが、飼い主のどちらかが不在の場合は、ワンオペで散歩をします。

この場合のチーム分けは、平日朝の散歩パターンが基本となります。

ただし、状況によっては一度に4頭全員を連れて行くこともあります。

ワンオペ時の全員散歩のポイントは以下のとおりです。

  • ハンズフリー
  • 慣れているルートを歩く
  • いつも以上に挨拶を心がける
  • 無理はしない

全員散歩は、4頭それぞれに注意を払う必要があるため、何かの隙にリードが外れてしまう可能性があります。

そのため手を離してもリードが外れないように肩掛けリードを使用します。

手が離れても大丈夫!

普段の散歩では、しおんは飼い主の周りをまわることが多いため、絡まり防止のため手持ちリードですが、ワンオペ時はしおんも肩掛けリードに変更します。

凛と海は二股リードですので、飼い主がかけるリードは全部で3本となります。

散歩道は必ず慣れているルートにします。

普段から歩いている散歩ルートであれば、どこに何があるのか、いつの時間帯にどのわんこさんが通るのかなどが把握できているからです。

ワンオペ時は極力予想外のことを減らし、飼い主がコントロールしやすくする工夫が大切です。

また、散歩の4頭引きは他の人から見たら異様な光景だと思います。

普段通る道を散歩しますので、顔見知りのご近所さんが多いですが、それでも、いつも以上にこちらから挨拶をして怪しまれないように心がけています。

そして何よりも無理はしないことです。

ウンチの時、早く拾うことだけに気を取られてしまう、雨が降っているのに4頭全員一気に散歩する、などは危険も伴います。

わんずの体格も違いますので、飼い主とわんず共に怪我をしないためのリスク管理は大切です。

ちなみに4頭全員ワンオペ散歩をするまでには、段階を経ています。

飼い主が2人いるときに、散歩の途中で3頭引きを試してみる。

3頭引きのコツを掴んだ後、4頭引きをしてみる。

それが出来たら、飼い主が一人のときに普段の散歩ルートを短めに4頭引きしてみる。

上記のように徐々に様子を見ながら、ワンオペ全員散歩を慣らしていきました。

ただし基本は2回に分けての散歩をしています。


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散歩のコツ

多頭飼いの我が家は、始めの3年は3頭、その後は4頭での散歩を長年しています。

その中で試行錯誤して分かった基本とコツを3つご紹介します。

まず基本は、挨拶をすることと無理をしないことです。

わんこ好きには多頭飼いは楽しく幸せなことですが、世の中全員がわんこ好きではありません。

わんこが苦手な方や、嫌いな方にとっては、多頭犬の散歩風景は恐怖だと思います。

また、嫌いではなくても興味がない人にとっても、珍しいのではないでしょうか。

ましてや我が家は4頭です。

私たちはわんこに対して、ポジティブな印象を持っていない人に、少しでも「ちゃんとしているな」と感じてほしいという願いがあります。

お散歩マナーはもちろんのこと、周りの人へのコミュニケーションも忘れずにしたいと考えています。

次に3つのコツです。

ハンズフリー

多頭飼いでは、もはやマスト条件ではないでしょうか。

散歩の際に手がふさがらないようにするためには、極力「手持ち」をしないようにすることです。

そのためには、リードとお散歩バッグを肩掛けにすることです。

ハンズフリーになることで、ウンチを拾う時や、わんずを引き寄せる際にスムーズにすることができます。

もたつかないように事前準備をする

特にウンチ拾いに関してです。

以前は、写真のようなウンチ袋をお散歩バッグに付けていました。

非常時には役立ちます

しかしこれだと、ロールから袋を剥がす⇒袋の口を開ける⇒ティッシュを出す、という3アクションあり、もたついてしまいます。

そこで、事前にうんち袋にティッシュをセットしたものをストックするようにしました。

一回分を袋にセットしておきます
外ポケットが沢山あると、もたつきません

これでウンチの時、拾うまでの工程が簡潔になりました。

また、お散歩中に使う可能性があるもの(ウンチを拾う追加ティッシュ、スマホ、水など)は、お散歩バッグの外側ポケットに入れてすぐに取り出せるようにしています。

体格差がないようなチーム分け

多種多頭の場合は、このほうが問題なく散歩できます。

体格差があると、力も、歩くスピードもかなり差が出ます。

飼い主のコントロールのバランスを保つためにも、同じような体格の2頭を持ったほうが良いことが多いです。

多種多頭は体格も多様

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おススメ便利グッズ

二股リード(EZYDOGソフトエクステンションダブル)

体格差の同じわんずであれば、とても便利です。

飼い主の肩にかける部分が1本になりますので、2頭引きでも快適です。

我が家は、小型犬組の凛と海のリードに使っています。

こちらのリードは、二股の片方が長さ調整できるため、体高が異なるわんずにも対応できます。

また、耐荷重は250kgですので、小型犬のみならず、大型犬までOKとのことです。

凛と海は、小さいころから二股リードで散歩をしています。

使い始めのころは、お互いの距離が掴めずガウガウしがちでしたが、数日すると自然に歩けるようになりました。

かい
かい

凛はいつも遅いから、私が引っ張ってあげることが多いよ。

肩掛けリード

我が家で使っている肩掛けリードは3種類あります。

DOG DEPT反射ロゴ多機能リード(L)(幅2.5cm、全長190m)

一番使い勝手が良いリードです。

その名のとおり、多機能。

アジャスターが付いているため、ループの大きさが調整できます。

普段は天の散歩時に使用しています。

ぬしAは腰に巻くスタイル、ぬしBは肩掛けスタイルです。

また、外出先で一時的に係留させたいときにも、どの大きさでも対応できます。

リードの幅が2.5cmあるため、グリップも効きやすく安心できます。

金具部分も黒色なので、デザイン性も損なわれないところも気に入っています。

このリードを使い始めて3年以上になりますが、これ以上使い勝手が良く丈夫なリードには出会っていません。

DOG DEPTの商品は、季節によってリニューアルしますので、詳細は公式オンラインショップでご確認ください。

写真撮影の時にも便利です
EZYDOGヴァリオ6ライト(幅1.2cm、全長200cm)

小型犬(凛、海)2頭引きの肩掛けリードとして使っています。

重さが75gと軽く、わんずにも負担になりにくいです。

手持ちにはなりますが、二股エクステンションをつけなくてもダブルリードとしても使用できます。

黒色のリードを使っていますが、金具部分も全て黒で統一されているので馴染みやすいです。

ユリウスK9ノンスリップリード(大型犬用)(幅2cm、全長205cm)

天もしくは、しおんの散歩時に使っています。

リードのナイロン素材にゴム素材が織り込まれているため、滑りにくく丈夫です。

他のリードに比べてコスパも良いです。

ただ、以下の点でDOG DEPTには優りません。

  • アジャスターがないため、腰巻きができない。
  • リード幅2cmが若干心許ない。
  • ナスカンや金具がシルバーでゴツい。

ご紹介した幅2cmのリードは楽天市場のこちらのサイトをご覧ください。

こちらは幅1.4cmのリードです👇

お散歩バッグ

RADICAコーデュラ (R) 2WAY お散歩 ボディバッグ

肩掛けバッグよりも高い位置に掛けることができるため、物が取り出しやすくリードに絡まないため便利です。

また、バッグ自体がとても軽く、容量もあるため多頭飼いにはありがたいです。

外回りにはポケットが3つ付いているのも便利です。

一つ、多頭飼いとして残念な点を挙げるとしたら、マナーポーチ部分の容量が小さめです。

マチも小さめなので、全員が散歩時にウンチをしたら、パンパンになってしまいます。

スリング

トイプードルの海用に活用しています。

全員散歩をする際には、どうしても体の大きいわんずに合わせる運動量になります。

散歩の距離や時間が長くなり、海が疲れてきた場合や、足場が悪い道を行く場合にスリングに入ってもらいます。

海は抱っこが大好きですので、スリングではとても大人しくしてくれます。

また、人通りが多い道やお店に入る場合も、スリングだと海も飼い主もお互い安心して歩くことが出来ます。

ご満悦

ライト

田舎住まいのため、散歩コースは街灯がなく真っ暗な場所が多いです。

そのため、ライトは必需品です。

多頭飼いの散歩はハンズフリーが基本ですので、こちらのライトを首からかけて使っています。

本来は、頭に付けるタイプなのですが、頭に付けると足元を照らしてくれません。

それに少し恥ずかしい。。。

首からかけると、ちょうど良い角度で足元を照らしてくれます。

しおん
しおん

ウンチを拾う時にも見やすいよ!

まとめ

多頭飼いの散歩のポイント
  • 無理をしない
  • ハンズフリーを工夫する
  • 近所や周囲へのマナーを忘れずに

多頭飼いの散歩は、犬種や頭数によっても様々です。

小型犬であれば、もしかしたら散歩はそれほど試行錯誤しなくても良いかもしれません。

しかし、我が家のような多種多頭のわんずの場合、散歩の特性がそれぞれ異なります。

この場合は、無理をせず、複数に分けて散歩をすることをお勧めします。

わんずにとっても、飼い主にとっても、散歩は一日の気分転換になりますし、お互いのコミュニケーションを図ることにも繋がりますよね。

わんずとの散歩は幸せの時間です。

その時間を楽しく、安全なものにするように無理をせず、工夫をしながら過ごしていきたいですね。


大変さは足し算、楽しさは掛け算以上。

皆さまにとって、素敵なわんわんライフになることを願って。

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