犬の多頭飼い🐾【おもちゃ事情】

飼い方・しつけ
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わんちゃんはおもちゃ遊びが大好きですよね。

遊びを通して、飼い主や他のわんちゃんとの関わり方を学んだりもします。

わんちゃん用のおもちゃも、それはもう沢山の種類が売られています。

ぬいぐるみなどの可愛くて小さなおもちゃから、鹿の角や馬の蹄など噛んで遊ぶものまで様々です。

わんちゃんによって、おもちゃの好みも分かれます。

今回は、多頭飼いならではの『おもちゃ事情』についてご紹介したいと思います。

それぞれの大好きなおもちゃから、多頭飼いにおける『おもちゃ遊びの危険』まで、おもちゃにまつわるエピソードもご紹介させていただきます。

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子犬期のおもちゃ遊び

現在わが家には4頭のわんずたちがいます。

犬種が違うので、体の大きさも力の強さも異なります

力の強さが異なるということは、興奮したりケンカをしたりするとケガの危険が大きいということです。

我が家では、おもちゃ遊びに関してはかなり慎重です。

とはいえ、一番体の大きなボーダーコリーの天が来るまでは、そこまで慎重ではありませんでした。

その頃は、おもちゃ遊びに恐怖はありませんでした。

徐々に危険になっていったおもちゃ遊び。

わが家でのケースを時系列でご紹介します。

多種多頭の多頭飼いならではの、経験だと思います。

小型犬2頭

我が家に同時にやってきた、凛と海。

凛はウェスティ―という犬種で、当時の体重は2キロぐらいでした。

海はトイプードルです。当時の体重は1キロぐらいです。

この2頭のおもちゃ遊びは、ただただ「微笑ましい」に尽きます。

小さなロープを引っ張りっこしたり、ぬいぐるみのおもちゃを取り合ったり。

いわゆる普通のおもちゃ遊びをするペアです。

引っ張りっこを通して、上下関係も築いていきました。

凛のほうが強いので、おもちゃの取り合いではいつも海が負けます。

しかし、おもちゃを咥えて「遊ぼう!」と誘うのはいつも海でした。

凛も、海を適当にあしらうことが上手でした。

当時よく遊んでいたおもちゃは以下のものです。

どれも小型犬用のおもちゃです。

【Petemo】ゴリラのぬいぐるみに関しては、おそらく福袋の残りか何かで、海と一緒にお店から渡されました。

このゴリラのぬいぐるみは、凛が毎日咥えてお散歩をしてあげるほど気に入りました。

(凛は、気に入ったおもちゃを咥えて、おもちゃのお散歩をしてあげる習性があります。)

海は、端っこをカミカミ出来るぬいぐるみ系のおもちゃが好きでした。

この2頭のわんずだけの時に注意していたことは、凛が執着するおもちゃ「高い音のなるスマイルエッグ」目を離さないこと、そして終わったら見えない場所に片付けることです。

他のおもちゃは、ある程度出しっぱなしにしていても問題ありませんでしたが、凛のお気に入りおもちゃだけは要注意です。

執着するおもちゃがある際は、絶対に目を離さない。

凛と海の最初のおもちゃ
  • 【ドギーマン】歯磨きコットンループ(S)
  • 【ドギーマン】すきすきハグハグフレンズ
  • 【ドギーマン】デコフルシリーズ
  • 【スーパーキャット】スマイルエッグ
  • 【Petemo】ゴリラのぬいぐるみ
  • 【ペティオ】モコモコシャカシャカTOYハリネズミ
海と共に我が家にやってきたゴリラさん。
音が出ると凛に取られるので、咥えて警戒している海。

小さめ中型犬と小型犬2頭

凛と海を迎え入れてから約1か月後。

しおんが我が家にやってきました。

しおんはシェルティーという犬種で、当時2キロぐらいでした。

その当時は、凛・海・しおんはほぼ同じ大きさでした。

しおんの性格が臆病な為、おもちゃの取り合いはあまりなく、凛と海の真似をして遊ぶ子でした。

しおんの特徴としては、「投げてキャッチが大好き」ということ。

音のなる「スマイルエッグ」をキャッチして遊ぶことが大好きでした。

このおもちゃを出すと凛が奪いに来るので、凛としおん用に二つ用意をして、同時に遊ぶようにしました。

海もこのおもちゃは好きでしたが、凛の迫力に負けて、このおもちゃが出ている間は巻き込まれないように距離をとって見ていました。

海はおもちゃ自体にそれほど執着がなく、飼い主が遊んでくれるのであればなんでも良い、というタイプでした。

しおんは、投げてもらえるのであれば、ぬいぐるみでもロープでもなんでも良いようでした。

とにかく、何かを咥えてきては『投げてくださいな』と渡してくる子でした。

使用するおもちゃは凛と海としおんとで、共通のものが多かったです。

ただ、ロープだけはしおん用に少し大きめのものを新たに購入しました。

しおんの好きなボール付きです。

身体の大きさこそは凛・海と大差ありませんでしたが、中型犬なので力は強めでした。

あまり短いロープで凛や海と引っ張りっこで遊んだ時に、力の差で危険のないように長いものを新調しました。

子犬と言えど中型犬。小型犬との力の差には要注意。

しおんの最初のおもちゃ
  • 【ドギーマン】すきすきハグハグフレンズ
  • 【スーパーキャット】スマイルエッグ
  • 【ペティオ】モコモコシャカシャカTOYハリネズミ
  • 【ドギーマン】デコフルシリーズ
  • 【ドギーマン】コットンロープループ(M)
3頭同じ大きさの頃。
端っこをカミカミできる

大きめ中型犬と小さめ中型犬と小型犬2頭

凛・海・しおんを迎え入れてから2年半後。

ボーダーコリーの天が我が家にやってきました。

他の3頭とは比較にならないほどの、力強さです。

ボーダーコリーの子犬期は、もはや悪魔的なやんちゃさです。

当時の体重は3キロに満たないくらいでしたが、その力強さは小型犬の比ではありません。

9キロあるしおんとの引っ張りっこにも、すぐに勝ってしまうほどです。

天は布系のおもちゃはすぐに噛みちぎって中綿を出してしまうため、固いおもちゃがメインとなりました。

天は引っ張りっこが大好きな子でしたので、ロープで遊ぶことが多かったです。

また、力が強いため、新しいおもちゃも瞬殺されます。

ものの1分でさよならしたおもちゃたちも沢山あります。

天の最初のおもちゃ
  • 長く噛めるおもちゃ
  • 大きめ・長めのロープ
  • PULLER(プラー)

天はとにかくおもちゃをすぐに破壊するので、壊れることを前提におもちゃを買います。

天の場合、おもちゃは消耗品。

100均のダイソーで売っていたロープのおもちゃは、コスパが良かったのでかなりお世話になりました。

凛・海・しおんが今までずっと遊んでいたおもちゃたちも、天が来てから一気に破壊されてしまい、さよならしました。

さすがに、心苦しかったです。

また、天は布系を食べてしまうという特徴がありました。

そのため途中からは、ロープよりも安全な、PULLER(プラー)というおもちゃに変更しました。

とても頑丈で、引っ張りっこだけではなく色んな遊び方が出来ることもメリットです。

屋内でも屋外でも使用でき、水遊びにも最適です。

Instagramでも、ボーダーコリーがよくこのおもちゃを使用している写真があがっているので、ボーダーコリーに向いているおもちゃなのかもしれません。

プラーで引っ張りっこするのが大好き。
ロープはもって1週間。すぐに破壊されます。
数々のおもちゃたちが餌食になりました。
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歯の生え変わり時期はデンタルトイ

子犬期は、乳歯から永久歯にどんどん生え変わっていきます。

わんちゃんたちは、その間、歯のむずがゆさとの闘いです。

『何かを噛んでいたい』という欲求を満たすため、歯磨き効果もある『デンタルトイ』には大変お世話になりました。

いろいろなタイプのデンタルトイが売られている中、うちのわんずたちが使用したものご紹介します。

【Hatrs】デンタルティーザー

Harts(ハーツ) さんのデンタルティーザーは、うちのこたちが全員お世話になりました。

サイズも小型犬用から大型犬用まであり、形も骨型や丸形などから選べます。

また、硬さもソフトタイプとハードタイプから選ぶことが出来ます。

全部試しましたが、形は三角タイプ・硬さはハードタイプが皆お気に入りでした。

こちらのデンタルティーザーは、大人になった今でも大好きで、買い続けています。

歯磨き効果があるので、積極的に遊ばせたいおもちゃの一つです。

多頭飼いなので、取り合いにならないように全員分購入しました。

遊ぶ時も、全員同じタイミングで始めることでケンカにもならずに夢中で噛んでいてくれました。

避妊手術後のストレスもこれで発散!
天の分まで盗もうとする海。

【ペットステージ】ウッディータフ

こちらは、木のタイプの噛むおもちゃです。

これも、全員が夢中になりました。

サイズも、小型犬用から大型犬用を選べます。

凛と海はスモールサイズ、しおんはミディアムサイズ、天はラージサイズがちょうどよいです。

ただ、遊んだ後、床が木くずだらけになるのでお掃除が大変です。

(※他のメーカーの木のおもちゃに比べると、ペットステージさんのこちらの商品は比較的木くずが出にくいのでお勧めですが、やはり若干の木くずは出てしまいます。)

特に、天は噛み進むスピードが速いので、すぐに小さくなってしまうというデメリットがありました。

他の子に関してはかなり長持ちしましたので、噛む力や体の大きさによって持ちに差の出るおもちゃだと思います。

ウッディータフは木くずがあまりでません。木のいい香り。
違うメーカーのものは柔らかく木くずも多く出ました。

色んなおもちゃを試すけれど、結局皆が気に入るものは同じようです。

メーカー違いで似たようなものを買って試しましたが、以上の2つが我が家でのリピートおもちゃとなりました。

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それぞれの好きなおもちゃと遊び方

さて、ここからは、我が家のわんずたちが今も愛してやまないおもちゃをご紹介します。

数々のおもちゃと遊んだ中で、彼らの中でも好きなおもちゃの傾向に違いが出てきました。

また、おもちゃとの遊び方もそれぞれ違います

それぞれが好きなおもちゃと、その遊び方については以下の通りです。

凛(ウェスティ―)

凛は、音が鳴るおもちゃが大好きです。

その中でもダントツで好きなのが、【スーパーキャット】スマイルエッグです。

柔らかいたまご型のゴム素材で、ピーピーと高い音が鳴ります。

色や柄が豊富で、モンスターモチーフのものもあって可愛いです。

凛は、0歳のときからずっと同じものを使っています。

遊び方は、「投げてもらってキャッチする」という方法です。

大好きなスマイルエッグと凛。
キャッチはお手の物です。

凛は一人遊びは得意ではありません。

大好きなおもちゃを与えられても、投げてもらえないときは、『ただそばにおもちゃを置いて大事に守る』という行動に出ます。

音を出したり、噛んだりして遊ぶわけでもなく、ただそば置いています。

これが、曲者なのです。

守る行動に出ると、『近づくものに対して攻撃的になってしまう』のです。

また、凛の執着心はすごく強いので、おもちゃを片付けた後もしばらく疑って周囲を探し回ります。

本当に片づけられたことを理解するまで時間がかかります。

凛の大好きなおもちゃを出すときは、他のわんずが絶対に近づかない場所で遊ぶようにしています。

外では、音の出るボールであればどんなものでも夢中で追いかけます。

他のわんちゃんのボールでも我が物顔で取りに行くため、ケンカになりかねないので要注意です。

音のなるボールが大好き。

海(トイプードル)

海の遊び方は本当に可愛らしいです。

力が強くないので、破壊される心配もなくどんなおもちゃでも遊びます。

特に好きなおもちゃは、【Hatrs】デンタルティーザー(ベーコンフレーバー)です。

その中でも、以下の二つがお気に入りです。

毎晩、寝る前に必ずこれで歯磨き(?)をしてから寝ます。

これを与えておくと、とても満足してくれます。

海は飽きっぽいので、2種類を交互に使用しています。

ハードタイプが好みのようです。

他にもぬいぐるみ系のかわいいおもちゃでも遊びますが、小さなころから変わらず夢中で遊ぶのはこのシリーズです。

ぬしBの布団の上で行われるルーティーン。

しおん(シェルティー)

しおんの好きなおもちゃと遊び方は、『ボールとフリスビー』の取ってこいです。

しおんは、なんでも追いかけてキャッチすることが楽しいようで、どんなおもちゃを渡しても、『投げてください』という状態になります。

ボールもフリスビーも、投げてあげれば華麗に追いかけてキャチをします。

そして必ず、飼い主のもとに持ってきます。

そして、『投げてください』のエンドレスです。

それにしても、上手にキャッチしてくれるので、飼い主側も楽しくて仕方ありません。

しおんも、疲れを忘れてずっとやり続けるので、飼い主側で止め時を見極めます。

見た目のおっとりさからは想像が出来ない、しおんの特技です。

硬いボールやフリスビーは、口を切ったり歯ぐきに当たってケガをしてしまうので、柔らかめのものを使用しています。

こちらが止めるまで、ずっとやり続けます。

天(ボーダーコリー)

天はしっかりと噛むおもちゃが好きです。

ぬいぐるみやロープといったものは、すぐに破いてしまいます。

綿やロープを食べてしまうこともあるので、与えないようにしています。

天が好きなおもちゃは、ナイラボーンデンタルチュウです。

小さなころから、噛むおもちゃが好きでしたので、色々の種類を試してきました。

天は噛む力も強いので、柔らかいものだとすぐに小さくなってしまいます。

色々と試した結果、一番長持ちするのがナイラボーンデンタルチュウでした。

フレーバーは2種類あります。

毎日、夕食後に必ずナイラボーンを噛んで遊びます。

おかげで、天の歯はとても白いです。

歯磨き効果抜群です。

SNSで他のボーダーコリーのわんちゃんを見ていると、このような噛むおもちゃが好きな子が多いようですね。

ストレス発散にも一役買ってくれています。

大好きなナイラボーン。
「ナイラボーンを頂戴」アピール。

多頭飼いでの注意点

力の差

性格を見極め、遊ぶおもちゃの種類によってメンバー構成をこちらで決めることが大事。

わが家の場合は、犬種もサイズも異なるため『力の差』には特に注意しながら日々を過ごしています。

おもちゃ遊びは楽しい反面、わんちゃんが興奮してしまう時間でもあります。

普段なら起きないような事故やケンカにも繋がりかねません。

小さい子が遊ぶ時は別室に移動させるなどして、天やしおんが近づかないように気を付けています。

特に、ボーダーコリーの天はいつもは優しいのですが、急にスイッチが入って理性を失うときがあります。

それぞれの性格や特性をしっかりと見極めて、遊ぶおもちゃの種類やメンバー構成を変えています。

誰のおもちゃ?

自分のおもちゃと他の子のおもちゃをしっかりと認識させることが大事。

『自分が遊んでも良いおもちゃ』と、『他の子のおもちゃ』の認識をさせることも必要です。

わが家では、それぞれの『好きなおもちゃ』『執着が強すぎないもの』のバランスのよいおもちゃであれば、みんながいる場所でも遊ぶことは可能です。

この、執着が強すぎない、というところが大事です。

執着は危険です。

さらに、事前に【これは誰のおもちゃで、その子しか遊べないおもちゃだよ】ということを他の子たちが認識する時間が必要です。

それに関しては、最初のうちは飼い主側でコントロールしてあげる必要があります。

他の子がそのおもちゃを取りに行こうとしたり、近づこうとしたら事前に注意してあげます。

そして、遊んでいる本人も「これは盗られないで遊べるおもちゃなんだ」と安心してもらいます。

それを繰り返すことで、遊んでいる本人も、ほかのわんずたちも、冷静でいることが出来るようになります。

例えば、ボーダーコリーの天は夕食後に必ずナイラボーンで遊びますが、同じ空間に他のわんずたちもいます。

しかし、ほかのわんずたちは、これは自分たちが遊ぶおもちゃではないと認識しているため、同じ空間にいることが出来ます。

また、トイプードルの海やウェスティ―の凛がおもちゃで遊ぶ際も、ボーダーコリーの天は自分のものとは思っていないので、遊びには参加しますが決して力ずくでとりに行こうとはしません。

小さい子たちと同じような遊び方で、一緒に遊ぶことが出来ます。

どれが誰のおもちゃ?

まとめ

わんちゃんにとっておもちゃ遊びは、屋内での飼い主とのコミュニケーションをとる大事な時間ですよね。

夢中でおもちゃ遊びをしている姿を見ているととても幸せな気持ちにもなります。

働きながら犬を飼っていると、仕事中は一緒に過ごしてあげることが出来ません。

その分、家にいる時間やお休みの日には、めいっぱいのコミュニケーションとスキンシップと取ってあげたいです。

そんなとき、おもちゃ遊びは最適です。

雨でお散歩へ行けない時も、おうちでおもちゃ遊びをすることでストレス発散にも繋がります。

飼い主としても、新しいおもちゃ選びはワクワクしますよね。

この子が好きそうなおもちゃはどれかな?なんて考えながら買い物をすることも楽しみの一つでもあります。

一頭飼いをしている場合よりも、多頭飼いだと、おもちゃ遊びのリスクは高まります。

しかし、リスク回避のために個々の性格の見極めたり、特性を理解する機会が増えるという楽しみもあります。

おもちゃ遊びを通して、さらにわんずたちとの信頼関係を深め、楽しいと思ってくれる瞬間を増やしていきたいと思う毎日です。

大変さは足し算、楽しさは掛け算以上。

皆さまにとって、素敵なわんわんライフになることを願って。

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