わんちゃんを、迎え入れて最初にぶち当たる壁。
それはトイレトレーニングです。
家中のカーペットやソファ、ベッドにおしっこをされてしまうなんてことは、わんちゃんを飼ったことのある方々は経験されているかと思います。
トイレトレーニングも、わんちゃんの性格や個性によって教え方や覚えるまでの期間は異なってきます。
トイレトレーニングの方法は、沢山の本やサイトで紹介されています。
すぐに覚えられる子、なかなか覚えない子、覚えてもわざと粗相する子、飼い主が見ている時だけ出来る子・・・。
わんちゃんによってケースは様々です。
この記事では、多頭飼いならではの、犬の個性別のトレイトレーニングについてご紹介します。
少しでも参考になれば幸いです。
トイレトレーニングの基本
一般的なトイレトレーニング方法
まずは、犬の飼い方の本やサイトでよく紹介されているトレーニング方法を以下にまとめました。
他にも調べればコツやアドバイスがたくさん出てきます。
それだけ、犬を飼う上で必要なトレーニングでもあり、だれもが苦労する道、ということが分かります。
わが家のトレーニングにおける必須5項目
基本のトレーニングの中で、私たちが今まで5頭のわんずたちのトイレトレーニングの中で、共通して行ってきたことは以下の5点です。
①排泄のタイミングを見極めてトイレへ誘導
まずは、ここからスタートします。
基本的に子犬期はトイレの回数が多いです。
その分、トレーニングするチャンスが多いということです。
身体の成長に合わせて膀胱の大きさも大きくなり、トイレの回数も減っていきます。
一般的に、子犬期のトイレの回数は「月齢+1時間に1回の頻度でおしっこをする」と言われています。
3か月で迎え入れれば、4時間に一度はおしっこをする計算になります。
ただし、緊張していたり興奮していたり、環境が変わったばかりの時はトイレの回数も増えるといわれています。
あくまで、我慢できる限界の時間が「月齢+1時間」と思っていた方が良さそうです。
成犬になると、朝晩の2回のお散歩だけで済ませることができるわんちゃんも多いようです。
実際、今までわたしたちがみてきたわんずたちも、子犬期は起きている時は1~2時間おきにおしっこをしていた印象があります。
- 子犬期は、おしっこを我慢できる限界の時間が「月齢+1時間」
子犬がトイレをしたくなるタイミングは、「起床時」「食事後」「遊んだ後」「抱っこから降ろした後」「興奮した後」です。
私たちも、飼い方本などでこの情報を知り、実際に上記のタイミングでは注意してみていました。
すると、例外なくこの通りのタイミングでよくトイレをしました。
トイレのタイミングは「起床時」「食事後」「遊んだ後」「抱っこから降ろした後」「興奮した後」
このタイミングで、こまめにトイレへ誘導します。
②成功したらその場ですぐに褒めて、ご褒美におやつをあげる
タイミングを見てトイレへ誘導し、トイレを済ませるまではサークルもしくはゲージで過ごしてもらいます。
トイレをしてくれたら、褒めてご褒美おやつをあげます。そして、サークルもしくはゲージから出してあげます。
わんちゃんを褒めるときは、その行動の直後でないと意味がありません。
その場ですぐに褒めてあげましょう。
あくまで順番は、「褒める」の後に「おやつ」です。
トイレが上手に出来たら、嬉しいことがある・楽しいことがあると覚えてもらいます。
最初のうちは、トイレへ誘導してもなかなかトイレをしてくれず、諦めて出してあげたらすぐに粗相をしてしまうことも多くありました。
そこは、根気が必要です。
- 褒めるときは行動の直後
- おやつをあげるときは、「褒める」→「おやつ」の順番を守る
③失敗しても決して怒らず、反応もしない
当たり前ですが、最初のうちは失敗ばかりです。
トレーニング開始時に飼い主が念頭に置いておく必要があることは、「失敗という概念は、わんちゃんたちにない」ということです。
だから、決して失敗しても怒ってはいけません。
排泄行為自体がいけないことだと勘違いして、我慢したり隠れて排泄したりしてしまいます。
また、失敗したとしても、決して反応せず、淡々と片づけをします。
「あ~!」とか、「わわわ!!」とか、「きゃー」とか言ってしまうと、わんちゃんは楽しくなってしまいます。
そして、また同じことを繰り返してしまいます。
頭ではわかっていても、つい声がでちゃうよね。
構ってもらえた!と思って楽しくなるよ♪
難しいことですが、ぐっとこらえましょう。
ぬしAは、つい声が出てしまうタイプなので、苦労していました。
- 最初のうちは失敗は当たりまえ
- 失敗しても怒らない
- 失敗しても反応せず、淡々を片付ける
④「トイレ」というコマンドと結びつける
最終的には、コマンドでトイレが出来るようになることです。
外出前やお留守番前、お店に入る前など、事前にトイレを済ませて置いてほしいときが出てきます。
その時に、コマンドでトイレが出来るようになっているととても助かります。
コマンドの教え方は、難しくありません。
トイレをしている時に、そのコマンドを重ねることでわんずたちは、その行動とコマンドを結び付けて理解してくれます。
我が家では、トイレのタイミングになると「トイレ行こうか」と声をかけてサークルもしくはゲージ内のトイレに連れていき、「トイレ♪トイレ♪」と繰り返し声をかけました。
そうしてトイレが出来たら、「トイレできたね!」と褒めながらおやつをあげる、ということを繰り返しました。
だんだん、コマンドを出すだけで、その行為をしてくれるようになりました。
今では、4頭全員が「トイレ」というコマンドでこちらのしてほしいタイミングで確実にトイレをしてくれます。
ところで、トイレのコマンドフレーズとして「シーシー」、「ワン・ツー」、「チッチ」というものが良く紹介されていますよね。
私たちは、そのコマンドフレーズを使うことにどうしても抵抗がありました。
なぜ、シーシー?
外でコマンドを出すときに、「シーシーして」というフレーズは、どうも自分たちには合わないフレーズでした。
この風貌で「シーシー」は違和感ありまくりでしょ。
「シーシー」って、赤ちゃん言葉みたいで使いにくいよね
結果、わがやでのコマンドフレーズは「トイレ」になりました。
そのまんまじゃん。
コマンドフレーズは、なんでも良いと思います。
わんちゃんが聞き取りやすく、混乱しないフレーズを決めましょう。
決めたフレーズは、家族内で統一して使うことが大事です。
- 覚えさせたいコマンドを行動前後に言い続ける
- コマンドフレーズは家族内で統一する
⑤トイレは常にきれいにしておく
わんちゃんは綺麗好きです。
トイレが汚れていると、あからさまに失敗します。
うちは4頭いるので、その様子がとても分かりやすかったです。
誰かがトイレした後やトイレシートが濡れている状態では、コマンドに従ってトイレ付近には行くものの、それ以上は躊躇ってウロウロする様子を見せます。
新しいトレシートに変えてあげると、すぐにしてくれます。
トイレトレーニングでは、ある程度においをつけておいてあげることも必要ですが、本当にうっすらでOKです。
わんちゃんたちの嗅覚は、人間の3,000倍から10,000倍と言われています。
トイレを綺麗にしてあげるだけで、成功率はぐっと上がります。
ちなみに、トイレが汚れている際のうちのわんずたちの反応にも個性があります。
トイレを上手にしてご褒美は欲しいけど、汚れてちゃ粗相しても仕方ないでしょ。
トイレ、汚れてますよ~。待っててあげるから、綺麗にしてくださいな。
とにかく回ってアピールするよ。
僕は男の子だから足の置き場と角度で調整出来るけど、そうすると周囲が汚れるよ。
汚れていなかったら、上手にできるよ。
共通してわかることは、トイレが汚れていてはトイレトレーニングも、その後の生活でのトイレもうまくいかないということでした。
以上が、我が家でのトイレトレーニングにおける必須5項目です。
どのわんずたちにも共通してた項目、とも言えます。
トレーニングに欠かせない【褒める】ということについて
褒めるって難しい
ところで、しつけやトレーニングの際に当たり前のように出てくる『褒めてあげましょう』というフレーズ。
わんちゃんに伝わる『褒め方』って、難しくありませんか?
私は、上手な褒め方が出来るほうではありませんでした。
「いい子」「おりこうさん」「えらいね」と、少しオーバー気味に、声色も高めで笑顔で声をかけてあげて、撫でてあげる。
褒め方としては、そのような方法が紹介されていることが多いですよね。
もちろん、私たちもそのように褒めています。
意識しなくとも、上手にトイレが出来たり、いい子にしている姿も見れば自然とそのような褒め方になります。
しかし、同時にこのような疑問もありました。
まだ関係性の築けていない段階で、出会って間もない飼い主から『褒められること』は、わんちゃんにとって理解できているのだろうか?
飼い主さんが嬉しそうな顔で声をかけてくれることは、わんちゃんにとって嬉しいことだと思います。
ただ、最初からそうだろうか?
それが自分の行動とセットで行われた際に、褒められて嬉しい、と関連付け出来るのだろうか?
その疑問を持ったのは、シェルティーのしおんを迎え入れた時でした。
しおんは音を怖がるので、褒めるときにいつもよりも高い声を出すと驚いてしまいました。
自分が何かアクションを起こしたときに、声をかけられることが苦手なようでした。
もともと人が好きで、話しかけられたり触られることが好きなわんちゃんにとっては「褒められる」ことが「嬉しい」と関連付けやすいかと思います。
そうではないわんちゃんにとっては、まずは「褒められる」ということが「良いこと・嬉しいこと」なんだよ、と認識させてあげることからスタートする必要があります。
これを繰り返し行ったこと、撫でられることや声をかけられることは怖くないと理解し、それどころか嬉しいことであると伝わったようです。
しおんに関しては、トイレトレーニングと並行して、上記のトレーニングを行いました。
今では、自ら「撫でて~」と来るほどの甘えん坊さんです。
怖がりだから、すぐにびっくりしちゃうよ。けど、抱っこは最初から大好きだったよ。
褒めるって難しい。
褒め方も、わんちゃんの性格に合わせることが必要ですね。
- 褒め方もわんちゃんの性格に合わせることが必要
- 「褒める」=「嬉しいこと」の認識付けから必要なこもいる
ご褒美におやつは良い?悪い?
言葉や態度で『褒める』以外に、ご褒美として『おやつ』という選択肢もあります。
ただ、おやつをご褒美にすることに関しては、意見が分かれることが多いようです。
おやつがないと指示に従わない子になってしまう、という理由からです。
良い関係性を築くためには、おやつでつるのではなく、コミュニケーションで指示に従ってもらうことが大事、と仰るドッグトレーナーさんもいます。
我が家でも、当初はおやつを使用せずにトレーニングをしようと試みました。
しかし、なかなか上手くいきません。
私たちのトレーニング能力が及ばなかったということも大きいと思います。
ただ、それに囚われすぎてトレーニングが進まないのは避けたいと思いました。
そこで、色々と調べた結果、おやつを並行して使用することにしました。
まずは褒めます。そしておやつをあげます。この順番は絶対です。
こうすることで、『褒め言葉』=『おやつがもらえる』→嬉しい・楽しいことと関連付けが出来て、
褒められることが良いことだと理解します。
最初のうちは、『褒める』と『おやつ』を必ずセットにしますが、だんだんと『褒め言葉』だけでも良い行動を持続してくれます。
わんちゃんにとって、何が嬉しいことかは個体差があります。
褒められることが一番の子もいれば、遊んでもらうことが一番うれしい子もいます。
そして一番多いのは、おやつをもらうことが嬉しい子ではないでしょうか。
わんちゃんのやる気があがる方法であれば、変にこだわりすぎずなくても良いかと思います。
ただ、おやつをご褒美で上げる際は、爪の先くらい小さなサイズで十分です。
トレーニングでは、ご褒美の回数は多くなります。
与えすぎには要注意です。
大きさよりも、おやつをもらえたということがわんちゃんにとって嬉しいことなのだそうです。
ちなみに我が家では、トレーニングやご褒美用のおやつとして、粒の小さなドッグフードを使用することが多いです。
おやつよりも添加物が少なく、市販のおやつを小さく切る手間も減るので活用しています。
- 『褒める』→『おやつ』の順番を守り、褒め言葉と嬉しいことがセットだと分かってもらう
- わんちゃんのやる気が上がる方法で行うことが大事
- ご褒美おやつのサイズは、爪の先ほどの小ささで十分
個々のトレーニング方法と覚えるまでの期間
ここからは、多頭飼だから経験できた、個別のトイレトレーニングの結果についてご紹介します。
覚え方も、覚えるまでの期間も、覚えてからの粗相の頻度もそれぞれ違います。
先代犬も含め、5頭のトイレトレーニングについてご紹介します。
ボーダーコリー:かのん♀(7歳からトレーニング)
トイレ成功率:★★★★☆
かのんは基本的に外(庭)で過ごしていた為、特にトイレトレーニングはしてきませんでした。
(子犬の屋内で過ごしていた時期に少しだけトレーニングしましたが、外でのトイレが基本でしたので以降行っていませんでした。)
しかし、かのんが7歳の時にアパートへ引っ越すことになりました。
そのため、屋内でのトイレトレーニングが必要となりました。
成犬になってからのトイレトレーニングは難しいと聞いていたので、不安を感じながらのトレーニング開始でした。
トレーニング方法は、「ご褒美おやつ作戦」です。
かのんは子犬の時からおやつで色々なことを覚えてきました。(お手・お座り・伏せなど)
かのんののトイレのタイミングは把握していました。
必ずトイレをするタイミングは,以下の通りです。
成犬からのトイレトレーニングは大変ではありますが、トイレをするタイミングや、トレーニング方法が確立しているという利点もあります。
このタイミングでトイレへ誘導し、成功したらご褒美におやつをあげる。
これで覚えてくれました。
完全習得期間は約1週間。
やはりボーダーコリー。賢さ、覚えの良さはピカイチです。
かのんも、トイレシートが汚れていると、トイレを外しました。
綺麗好きは皆一緒ですね。
ウェスティ―:凛♀(7か月からのトレーニング)
トイレ成功率:★★★★☆
凛の場合も、「ご褒美おやつ」がてきめんでした。
ほかのわんちゃんと比べても、食べることが大好きな凛は、ご褒美におやつがもらえると分かると物覚えがとても早いです。
「行動」と「ご褒美おやつ」の結び付けもとても早かったです。
完全習得期間は約3週間。
覚えはしたけれども、夢中で遊んでいたりすると粗相をしてしまうことも多く、3週間ほどかかりました。
今では、「エアートイレ」という騙し技まで見せてくれます。
(エアートイレ:実際は出ていないのに、おしっこ体制をとり、あたかもおしっこした風に見せること)
トイレしたよ!(嘘)
褒めて!おやつちょうだい!
凛は、トイレをすれば褒められてご褒美おやつがもらえると思っています。
そのため、飼い主のコマンドがなくても、勝手にトイレへ行き、「ご褒美ちょうだい」と要求してくることもあります。
その時は要求には応えず、『コマンドに従った時だけご褒美おやつがあるよ』という姿勢でおやつはあげずに、「おりこうさん」「いいこ」という声掛けだけにしています。
あくまで主導は飼い主側に置いておくことが、わんちゃんを飼う上では大事かと思います。
トイプードル:海♀(4か月からのトレーニング)
トイレ成功率:★★★★★★
海が一番上手にトイレをします。
粗相も一切ありません。
ただ、覚えるまではなかなか頑固でした。
海の場合は、構ってもらうことが一番のご褒美だったので、一緒に遊んだ後にトイレトレーニングの為にゲージもしくはサークルに移動させると、とても不満そうにして、なかなかトイレをしてくれませんでした。
トイレも前兆がなく唐突だったので、まだ大丈夫だろうと思って遊んでいると、いきなりソファや床などでおしっこをしてしまうことも度々ありました。
しかし、一度理解してしまえばその後の習得は早かったです。
海において特別注意が必要だったことは、『海の気分をのせること』と『トイレを最後まで見ててあげること』です。
海にとっては、飼い主からのコマンドを聞くことも遊びの一環のようです。
コマンドを出すときは、飼い主はテンション高めで行います。”楽しいことするよ~♪”という雰囲気で海の気分をのせます。
そして、トイレへ行くところからトイレが終わるまで海に集中してあげます。
途中で目線を外したり、他のことに気をとられていると、海はトイレを途中でやめてしまいます。
終始、飼い主のほうを見ながらトイレをします。
注目を浴びたいタイプのようです。
私を見て!ちゃんと見て!
海は、同じ日からトイレトレーニングを開始した凛よりも早く習得しました。
ただ、構ってちゃんだったので、粗相した際などは特に注意が必要でした。
反応してしまうと「構ってくれた」と勘違いしてしまうからです。
覚えてからは、粗相は全くと言っていいほどないです。
他の家や、知らない場所に行っても、トイレシートを敷いて「ここがトイレだよ」と言えば必ずそこでしてくれます。
わんちゃんを飼っている友人の家に行った際などは、自らその家のトイレを探して、ちゃんとそこでしてくれます。(同時に、水飲み場も確認しているようです)
なんて賢い・・・。
トイレに関しては一番の優等生です。
どこに連れていっても安心な子です。
この家のトイレはどこかな~。
シェルティー:しおん♀(3か月からのトレーニング)
トイレ成功率:★★★★☆
しおんのトイレトレーニングには苦労しました。
先述したように、かなり臆病な性格の為、私たちの声の大きさや身振り手振りの大きさも小さめに設定します。
また、トイレに向かってから出すまでのタイミングも、彼女なりのこだわりがあるようで、定まるまでは永遠にくるくるとトイレ周囲を回っています。
いまいちだと、構えたのに出ないとうことも多々あります。
これは、お散歩時のトイレの時も同様です。
そんなことに気を付けながらトイレトレーニングを進めていく中で、出来るときとできない時のムラが多いのもしおんの特徴でした。
そんなムラを解決したのは、おやつのグレードアップです。
かかりつけの病院のトレーナーさんに相談したところ、ご褒美であげるおやつをにおいの強いものや大好物に変えてみることで急に出来るようになる子もいるとのことでした。
一度チーズなど、においの強いおやつで試してみてください。
なんと、ご褒美おやつを一時的にチーズに変えたところ、ムラがなくなり、成功率が格段に向上しました。
成功率が上がることはとても嬉しいのですが、なんとも複雑な気分にはなりました。
うちで一番粗相が多いのは、しおんです。
トイレを覚えた後も、環境が変わるとしなくなったり、普段しない場所にしてしまったりします。
引っ越してしばらくは、頑なに家でトイレをしなくなってしまったので困惑しました。
その場合は、外の方がトイレをしてくれるので、環境に慣れるまでは外に連れ出しておしっこをさせていました。
そして、突然また出来るようになります。
何より我慢させることが一番よくないので、その時々の体調や気分にこちらも合わせてあげることが大事だと感じました。
ボーダーコリー:天♂(4ヶ月からのトレーニング)
トイレ成功率:★★★★☆
天は、トイレトレーニングにおいてはじめての男の子です。
男の子のトイレトレーニングをしたことはなかったのですが、幸いにも天はうちに来る段階で、ある程度トイレトレーニングが完了していました。
ペットショップに居た時に、お隣のお部屋にいたフレブルちゃんの真似をよくしていたとのことで、フレブルちゃんのトイレトレーニングも見ていたのかもしれません。
天は、ご褒美おやつがなくても「誉めるだけで十分満足」してくれるかわいいやつです。
ただ、身体が大きくなるにつれて男の子ならではの悩みが出てきました。
それは、「おしっこが前に飛び散らかる」という問題です。
身体が小さなうちは、トイレトレーの上に身体がおさまっていたので外れることは少なかったのですが、身体が大きくなるにつれてトイレトレーから足がはみ出てしまうようになります。
本人は、トイレトレーの上に足を置いているのでちゃんとできていると思っています。
これはどう教えたら良いのだろうか・・・・。
男の子のトイレトイレトレーニングを調べても、なかなか解決できそうな方法がありません。
足をあげてするタイプではなかったので、棒のような的のあるトイレトレーを使うという方法も適しません。
結果たどり着いた答えが、下記の写真のようなトイレの配置です。
前にはみ出るのであれば、その場所にトイレシーツを置く。
トイレの場所や方法は理解しているので、それ以上のトレーニングをすることは難しいと判断し、あとは飼い主側の工夫で乗り越えました。
トイレトレーは、天にとっては足場でしかないので、小さいサイズを使用しています。
天がトイレトレーにおしっこをすることはありませんが、他の女の子わんずたちがトイレトレーを使用するので、すみ分けもできました。
天は、覚えるのは早かったのですが、飼い主側の工夫が追い付かなかったという点で苦労しました。
まとめ
わんちゃんを飼う上で、トイレトレーニングは避けて通れない道です。
そして、家中のカーペットや絨毯、ベッドや家具などにおしっこをされてしまうことが続くと、飼い主側も疲れてきてしまいます。
色々なトレーニングの中でも、飼い主の気持ちが焦ってしまう項目の上位に入るのではないでしょうか。
私たちが多種多頭のトイレトレーニングを通して気が付いたことは、わんちゃん任せにしないということです。
あくまで、トレーニングは私たち飼い主の生活に合わせてもらうためのものです。
いつもいつも、人間のペースに合わせてくれているのはわんちゃんたちの方です。
上手にできない時もあります。
出来ていたのに、急に出来なくなってしまうことだってあります。
完璧を求めず、お互いが快適に暮らせるように工夫しながら一緒に過ごしていきたいと思います。
大変さは足し算、楽しさは掛け算以上。
皆さまにとって、素敵なわんわんライフになることを願って。
コメント