もふもふのわんこって、何であんなにかわいいんでしょう。
ふわふわ、もふもふに囲まれての生活って、幸せですよね。
しかし、かわいいを保つには手間と努力が伴います。
毛むくじゃらのわんこにとって、被毛のお手入れは欠かせませんよね。
その被毛のお手入れの中でも、体力と労力が必要なこと…。
それはシャンプーです!
働きながらの多頭飼いでは、一大イベントの一つと言っても過言ではありません。
我が家は、1年で3頭飼いをして、その3年後に4頭飼いになりました。
わんこが増えていくにあたり、シャンプーのお手入れ方法も試行錯誤しました。
結果、行きついた結論は、
全部やろうと思わない。
ということです。
シャンプーに限らずですが、働きながらの多頭飼いにとって、わんこのお手入れのポイントは以下の2つだと思っています。
- 犬にストレスをかけ過ぎない
- 人に負担をかけ過ぎない
お互いにとって、持続可能で楽しく快適な暮らしのためには完璧、過度を求めないことが大切ですよね。
この記事では、働きながら多頭飼いをしている我が家のシャンプー対策を詳しく解説していきます。
シャンプー嫌いにさせないこと
シャンプー対策で基本となるポイントです。
シャンプーが好きなわんこもいるかと思いますが、私の知る限り、多くはありません。
我が家の4わんずも、シャンプー好きはいません。
しかし、シャンプーが大の苦手で暴れたり、ストレスで体調不良になったりするわんこもいません。
シャンプー嫌いになってしまうと、わんこ自身は大きなストレスになりますし、お世話をする人間にとっても大きな負担になってしまいます。
まずは、お迎えした時からシャンプーに慣れてもらうことが大切です。
最初にお迎えした、凛・海・しおんは、当時お世話になっていた動物病院がトリミングサロンを運営されていたため、初シャンプーはそこでお願いしました。
そのサロンは、「シャンプーデビューパック」というコースがあり、シャンプー3回がセットになっていました。
シャンプーに慣れてもらうために、時間をかけて、おやつをあげながら複数のトリマーさんで対応するコースです。
シャンプー後は、獣医師の健康チェックもあり安心してお預けできました。
天は、引っ越してからでしたので、そのようなコースを取り扱っている所がなく、自宅でのシャンプーデビューでした。
4わんずを自宅でシャンプーするにあたり、好きにならなくても、過度なストレスがかからないようにしたいと考えました。
そこで、シャンプーに慣れてもらうために行ったことは3点です。
- 長引かせない
- 常に声掛け、褒める
- ご褒美をあげる
長引かせない
好きではないことは、早く終わらせたいのは人間も犬も同様です。
シャンプーをする時間を極力長引かせないことで、ストレスも軽減されます。
我が家では、お風呂場でシャンプーをするのですが、わんこが入る前に事前に準備することで、一連の作業にもたつきがないようにしています。
準備していることは、以下のものです。
- 大量のタオル
- ドライヤー
- おやつ
- ブラシ
- シャンプー
- 適温のお湯
シャンプーはリンスが不要のもので、泡切れと乾きが早いものを使用しています。
RELIQのミネラルスパシャンプーを長年使っていたのですが、輸入販売元が取り扱いをやめてしまいました。
ミネラルスパシャンプーラベンダーは、石油系由来成分・アルコール・塩素・パラべン不使用の弱アルカリ性。
限られた地域で採取される特別な火山灰をナノ化したナノミネラルが配合されているそうです。
ラベンダーとティーツリーの製油をブレンドすることで、お肌をやさしくケアしてリラックス効果も期待されます。
お薦めポイントは、なんといっても泡切れの良さと使用感です。
もちろん、リンス不要で、ふんわりサラサラヘアーが持続します。
泡立ちが良く、泡切れも良いので、すすぎの時短になります。
わんずたちもシャンプーの香りも気にならない様子でした。
そして、多頭飼いには嬉しい大容量(500ml)でポンプ式。
このシャンプーは、凛と海のフードを購入している会社、レシティアンの同封チラシを見て試してみたのがきっかけでした。
定期購入することによって、3,000円ほどで購入ができました。
原料、使用感、使い勝手、コスパと全てにおいてバランスが良かったですし、4わんず全員に適していたため、とても満足していたので、残念です。
調べたところ、Amazonで、同じメーカーの違う種類は購入できるようです。
現在は、ZOICクイックハーフ成犬用(トリートメントインシャンプー)を使っています。
ZOICは、子犬用のシャンプーや、長毛種用のトリートメントスプレーなどをいくつか使用したことがあり、良かったので、RELIQから変更しました。
優れた洗浄力ですっきり洗い上げ、しかもしなやかでサラサラな仕上がりを実現!
シャンプーするだけでトリートメントをしたようなツヤとしなやかな仕上がりが得られます。
速乾性にすぐれ、濡れた被毛の乾きも早く、ドライングの時間を短縮できます。
成分:低刺激アミノ酸系ベース(洗浄成分)・カチオン化コンディショニング成分・植物エキス
ZOIC公式ホームページ
名前のとおり、シャンプーの泡切れも良く、乾かすまでの時間も短いです。
多頭飼いにはありがたい要素が十分入っています。
ただ、大容量ポンプ式ではないため、その点は多頭飼い泣かせです。
特にポンプ式であるかないかは大きいです。
ポンプ式の場合は、シャンプーを出すまでは1動作ですが、蓋式の場合は蓋を開ける→ボトルを逆さにする→シャンプーを出すという3倍の動作になります。
これが地味に手間です。
皆さんのお薦めのものがあれば、ぜひ教えてください。
【2022.8 追記】
Amazonで取り扱いのあったRELIQミネラルスパシャンプーのローズマリーを購入し使用してみました。
やはりこのメーカーが ベストだという結論に至りましたので、別記事で紹介しています。
常に声掛け、褒める
飼い主がシャンプーに必死で無言・無表情だと、わんこの不安や不快は紛らわすことはできません。
わんこは、飼い主の雰囲気を察知します。
そのため、飼い主の気持ちの余裕と穏やかさをわんこに伝えることが大切です。
体を濡らす時は、
「いい子いい子」「大丈夫だよ」
などの声掛けをし、シャンプーする時は、
「おりこうさんだね!」
と言いながら撫でるように洗います。
注意をしたり、叱ったりすると、シャンプーが嫌な記憶としてインプットしてしまう可能性があります。
濡れるのは嫌だけど、我慢しているから褒めてくれる!ということが伝わると、大人しくしてくれます。
ご褒美をあげる
4わんずのシャンプー中は、なんとなく嫌がりながらも大人しくしてくれています。
シャンプーが終わり、脱衣所に出た瞬間、開放感からか興奮するわんこがほとんどです。
ここから、タオルドライとドライヤーでの乾燥が待っています。
そのため、興奮を抑え、ある程度じっとしていてもらうために、おやつを使います。
事前に用意しておいた長持ちするおやつ(長めのジャーキー)で釣りながら乾かしていきます。
シャンプーした後にはおやつがもらえる!というインプットが出来れば、大暴れすることもなく何とかミッションが完成です。
全部やろうとしない
これは、どちらかと言うと飼い主側についてです。
シャンプーは特に、飼い主で全部やろうとすると心身ともに負担がかかり過ぎるということが分かりました。
ぬしAもぬしBも、なかなか重度の腰痛持ちです。
中腰でのシャンプーは、腰に負担がかかります。
また、2人とも意外と責任感が強いです。
どちらかが反対だとバランスが取れるのですが、お互い同じだと、どうしても突き詰めてしまいがちですので、手抜きを意識しています。
それっぽいこと言ってるけど、手抜きばっかりじゃないの?
働きながらの多頭飼いは、2つのポイントで全部やろうとしないようにしています。
シャンプーの頻度
わんこのシャンプーの頻度は、諸説ありますが、2週間から1か月に1回ほどが良いとの情報が多いですよね。
我が家の場合、このペースでシャンプーをすると毎週末、誰かをシャンプーしている計算になります。
完璧を求めれば、の話です。
そこで、我が家は「汚れたらシャンプーする」ことにしています。
天は汚れるペースが早いので、1か月に1回はシャンプーをしています。
他のわんずは2か月以内にシャンプーをするペースです。
「汚れたら」の基準は、シャンプーシートでの拭き取りでは対応しきれないような汚れがついた場合や、ニオイが気になってきたタイミングです。
トイプードルの海は、汚れるのが嫌いでインドア派ですので、2か月に一度のトリミングでほぼ済んでいます。
わんプロが激しい時や、外遊びが多かった場合は、家でもシャンプーをします。
ウェスティの凛は、顔の毛が伸びてくる半年に一度のタイミングでトリミングをしています。
それ以外は家でシャンプーです。
シェルティのしおんも、ブラッシングやシャンプーシートなどを小まめにすることで、シャンプーの頻度を抑えています。
凡そ、1~2か月に一度の頻度でシャンプーをしています。
これらのことで、飼い主が1か月にシャンプーをするのは、1~2頭に留まっています。
ドライの程度
小型犬の凛と海は、すぐ乾きますので問題ありません。
長毛種で中型犬のしおんと天は、乾かすのに一苦労です。
ここでも完璧を求めないようにしています。
しおんも天も、ドライヤーの音が苦手です。
それもあって、ドライヤーで乾かし切るまではしていません。
真夏以外は、タオルドライ後、少しドライヤーで乾かしたら、お散歩に出かけて自然乾燥させます。
わんこ自身も、気分転換になり、シャンプーをお散歩で上書きできます。
自然乾燥ができない真冬は、プロ(トリミング)にお任せしています。
お互い負担にならない程度にね!
個性に合わせたシャンプー方法
多頭飼いは、それぞれの個性が把握しやすいです。
その利点をシャンプー方法にも活かしています。
食いしん坊の場合
我が家の食いしん坊2トップは、凛としおんです。
食いしん坊といっても、それぞれ個性があります。
凛は「食べ物のためなら何でもする!」タイプです。
そのため、凛が特に好きではない「ドライ」の時に、おやつ作戦をします。
おやつを見せると、そこに全神経を集中させます。
「マテ」とコマンドを出しながら、適宜おやつをあげることによって、動き回ることも少なく乾かすことができます。
しおんは「おやつのために我慢する」タイプです。
しおんは聞き分けが良い子ですが、我慢の先にご褒美があると一心になれます。
凛は乾かしながらおやつをあげますが、しおんの場合は全て終わったらおやつをあげています。
おやつはゴールだよ。
甘えん坊の場合
これは海の対策です。
海は、とにかく人と一緒にいることが好きです。
そのため、人間がお風呂に入る時に、一緒にシャンプーをします。
ドライヤーも抱っこをしながらすると、大人しくしてくれます。
一連の工程を甘やかすことで、ご満悦しながらシャンプーをさせてくれるのは、トイプードルの海ならではです。
言葉と空気が読める場合
天の場合です。
天は、言葉を覚えたり聞き分けたりすることが得意です。
また人の空気感で、感じ取ることも他わんずより敏感です。
以前、天をシャンプーしようとして、前日に数回ほど「明日はシャンプーしてきれいにしようね!」と話しかけたことがあります。
それがストレスになって、翌日天は下痢をしてしまいました。
また違う日には、シャンプーをするため準備をしていたら、それを見てお風呂場に寄り付かなくなりました。
そんなこともあって、天をシャンプーする場合は
「シャンプーは突然に」作戦をしています。
いつも奇襲攻撃されるよ。
最近は朝の散歩後が多いです。
散歩から帰ると全員、お風呂場で足を洗います。
そのついでに、天だけ居残りでシャンプーをする方法で対応しています。
また、これは全員に該当することですが、シャンプー後は興奮気味になります。
そのため、他のわんずがちょっかいを出さないように気をつけています。
特に体の大きい天をシャンプーした後は、要注意です。
そのため、一度リセットするきっかけとして、再度散歩に連れて行ったり、みんな同時におやつをあげたりしています。
多頭飼いは、シャンプーしたわんこと、していないわんこと分かれることも特徴です。
テンションの違いに注意することも飼い主として心がけたいポイントです。
まとめ
シャンプーは、飼い主がすることで、スキンシップになったり、身体の変化や不調に気づけます。
また、多頭飼いの場合、わんこと一対一になる機会でもあります。
「洗うこと」だけを目的にすると味気ないですが、シャンプーは、わんこの健康チェックであり、サシで話せる貴重な時間でもあると捉えると、尊さを感じます。
一方で、働きながらのお世話は、時間の限りもあります。
飼い主として、完璧にはできないけれど、より良くするための努力は怠らないようにしたいです。
そのために、自分たちだけで抱え込まず、時にはプロやツールの力を借りることが、お互いの負担を減らし、楽しい時間を増やすことに繋がることにもなります。
わんこは人間のように、毎日お風呂に入らなくても良いので、その点を見ても助かりますね!
大変さは足し算、楽しさは掛け算以上。
皆さまにとって、素敵なわんわんライフになることを願って。
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