可愛いわんこは、ニオイまで愛おしい。
そうではありますが…。
抜け毛に続いて、ニオイ問題です。
これも、多頭飼いにとっては悩ましい課題です。
ニオイ対策は、防臭と脱臭がポイントです。
働きながらの多頭飼いは、わんこたちにお留守番をお願いすることが多いと思います。
家に帰ると、ニオイがこもっている、なんてこともあるかと思います。
もふもふのわんこたちだからこそ、そのニオイの存在感も大きくなりますよね。
そこで今回は、我が家のニオイ対策をご紹介します。
この記事で分かること
- 犬の体臭対策
- 部屋の脱臭の方法
- ニオイ対策に有効なグッズ
わんこのニオイ対策
わんこ自体のニオイとしては、おもに体臭が原因です。
体臭が発生する原因は、生活環境や体質、活動状況によって差があるかと思います。
あくまで一例ですが、我が家の場合は、インドア派の凛と海は被毛の汚れは少ないです。
一方で、アウトドア派のしおんと天の汚れ具合はインドア派に比べて多いです。
体質としては、凛の被毛は油分が多く、ある程度すると被毛がべたついてきます。
ニオイかたにも個性があるのよ。
体臭のニオイ対策は、皮脂と汚れを取り除くことがポイントです。
シャンプー、トリミング
シャンプーは、皮脂と汚れを一度で取り除くことができる一石二鳥の方法です。
とは言え、人間のように毎日お風呂に入れることも大変ですよね。
また、頻繁過ぎるシャンプーは、わんこにとっても良くないとされています。
色々なサイトを見ると、『わんこのシャンプーは月に2回が望ましい』と書いてあることが多いです。
また、わんこの体の仕組みとして、皮膚のターンオーバーの周期が約21日であることから、3週間に一度のシャンプーを推奨しているサイトもあります。
どのくらいの頻度でシャンプーをすべきかは、上記のような諸説を参考にしながら、わんこたちの個々の状態を見て、飼い主が判断していけば良い、と私は思っています。
我が家の場合、シャンプーは大体1~2か月に一度くらいの頻度でしています。
これは、それぞれの状況に合わせて、周期が短くなったり長くなったりします。
例えば、ドッグランやフリスビーで遊んで汚れがひどい場合は、その日のうちにシャンプーをしたり、真冬の寒い季節は、間を空けることもあります。
やんちゃ坊主の天は、散歩のときに草むらに顔を突っ込んだり、濡れた地面に伏せたり、汚れをいとわないため、他3頭以上にシャンプーの頻度が上がります。
僕はシャンプー苦手なんだけど、みんなよりシャンプーされる回数が多い…。
海は、シングルコートのため定期的なトリミングが必要です。
我が家の場合、2か月に一度、トリミングに連れていきます。
そのため、自宅でのシャンプーはその間にしています。
働きながらの多頭飼いは、シャンプーも大仕事です。
基本的には、自宅でシャンプーをしていますが、飼い主に余裕がないときや、真冬や換毛期でシャンプーが大変な時期などは、プロのトリマーさんにお願いしています。
トリマーさんのシャンプーは、プロ仕様のものですし、我が家でお願いしているトリミングサロンは、炭酸水で洗ってもらっています。
そのため、わんこがトリミングから帰ってくると、被毛がサラサラで、持ちもとても良いです。
さすがプロ!
自宅でのシャンプ―は、わんずの体の小さな変化や異常などに気が付くこともできます。
しかし、心と時間の余裕も大切です。
プロにお任せすることも併用しながら、ニオイ対策をしています。
シャンプーシート
多頭飼いならではですが、我が家は日課のように毎日ワンプロが繰り広げられます。
その際に、わんずたちがじゃれ合ってお互いの顔周りを甘噛します。
そのため、ワンプロが一通り終わると、顔周りが相手のよだれでベタベタになっていることが多々あります。
そのようなちょっとした汚れやベタつきの際には、シャンプータオルが大活躍です。
シャンプーをするまででもないけど、拭いておきたい、という場合の手段として活用しています。
ジョイペットのシャンプータオルは大判で、これ一枚でわんこの全身が拭けます。
我が家は、わんずを迎え入れた時から、こちらを愛用しています。
ブラッシング
ブラッシングは、抜け毛対策と併せて、ニオイ対策にもなります。
体臭の原因である汚れを取り除くことができます。
散歩に行くと、砂埃や草などの汚れがつきます。
多少の汚れであれば、シャンプーをしなくてもブラッシングで取り除くことができます。
こまめなブラッシングで、汚れが被毛の奥底に入り込んでしまうのを防ぎましょう。
家のニオイ対策
住空間のニオイの原因は、以下の3つについて対策しています。
- トイレ
- わんこ用品
- 空気
トイレ
トイレは一番のニオイのもとになりますよね。
室内のトイレは、こまめにトイレシートを替えることが何よりですが、仕事の日は留守番をしてもらわなければいけないため、なかなか理想的にはいきません。
我が家は、吸水性のあるトイレシートを用途に分けて、何種類かを併用しています。
使用済みのトイレシートや、室内で用を足した大きなほうの処理は、小さなビニール袋に入れたものを、更に食パン袋に入れて、部屋に置いてある蓋付きのゴミ箱に入れます。
蓋付きのゴミ箱の中には、トイレ用ファブリーズ消臭剤を1つ入れておきます。
そうすると、ゴミ箱の中に便臭がこもらなくなります。
その食パン袋がいっぱいになったら、外の蓋付きの45Lほどのサイズのゴミ箱に入れ、ゴミの日まで保管しています。
食パン用のビニール袋は防臭効果絶大です。
パン袋は、ポリプロピレン(PP)という素材を使用しており、一般的なビニール袋であるポリエチレン(PE)より、気体を通しにくいため、ニオイの防止になります。
我が家は、こちらでまとめ買いをしています。
また、トイレトレーについては、洗わなければならない汚れがついたら都度、もしくは週末に洗剤で洗っています。
洗剤はウタマロが気に入っています。
トイレ問題に関しては、別記事で詳しく記載していますので、良ければご覧ください。
犬用品
わんず用のベッドや服、容器などもニオイ対策が必要です。
ベッドや服など、布製品は消臭効果のある洗濯洗剤を使用していますが、効果はいま一つです。
服は、洗濯をしても長い間着ていないと、ニオイが強くなりますので、基本的に1シーズン使い切りにしています。
洗濯したときは気にならないけど、翌シーズンに服を出すとニオイが付いてるんです…。
この点に関しては、解決策のベストが見つかっていません。
皆さんは、どうされていますか?
食器は、強アルカリイオン電解水を使用しています。
食後に、この水を霧吹きで吹きかけ、ティッシュペーパーで拭き取っています。
この効果は絶大です!
週に1~2度、食器用洗剤にクエン酸を混ぜたものを使用し、ヌメリ取りをしています。
ささやかなことではありますが、これも家事の時短に繋がっています。
空気
個々のニオイの発生源の対策と併せて、部屋全体の対策をすることにより、快適なわんわんライフが送れます。
部屋全体の対策は、空気(脱臭)です。
こちらは、2つの家電が活躍してくれています。
それは、脱臭機とエアコンです。
まずは脱臭機のご紹介です。
富士通プラジオン(20畳用)
プラジオンの脱臭力は絶大です。
以前住んでいた賃貸アパートでは、天がまだ小さかったため、仕事から帰るとゲージの中が色々なものでぐちゃぐちゃでした。
帰宅後、ドアを開けると部屋のニオイで、何が散乱しているか分かったほどです。
しかし、このプラジオンを設置したところ、全くニオイがしなくなりました。
とは言え、4頭飼いですので、現在は23畳のリビングに2台、この脱臭機を設置しています。
大きさもコンパクトで、加湿機能も付いていますので、冬にも大活躍しています。
マイナスポイントとまではいきませんが、定期的なメンテナンスが必要です。
脱臭機の中に設置されている集塵フィルターや加湿フィルターの掃除、加湿を使用している時期はタンクや水回りの容器の掃除が必要です。
特に集塵フィルターは、わんずの抜け毛を吸い込むため、1週間に1度は必ず掃除機などで抜け毛を取り除く必要があります。
掃除の手間はかかりますが、それ以上にニオイ対策として頼れる存在です。
(2022年12月追記)プラジオンより掃除の手間がかからない脱臭機に出会いました!
こちらは脱臭機能と音が静かな点がとても優秀です。
我が家では現在、プラジオンとQAIS-air-04A1Jを併用して使用しています。
詳しくは別記事をご覧ください。
次にエアコンです。
我が家で使用しているものは、ダイキンうるさらXです。
なぜこの機種にしたかと言うと、換気ができて壊れにくいからです。
エアコンを使用する際に、「定期的に換気をしましょう」とよく言われますが、皆さんはしていますか?
我が家はしていません…。
仕事の日は、日中はわんずでお留守番をしてもらわなければならないため、夏や冬はエアコンを付けっぱなしにしています。
そのような環境で、こまめな換気は難しいからです。
また、この換気機能も本当にすごいと実感したのは、エアコンを付けっぱなしにしていたところから、エアコンを切ると、部屋のニオイがこもっていることが分かるからです。
このことから、脱臭機よりもエアコンの換気機能のほうが、ニオイを外に逃がしているパワーが大きいということが言えます。
「壊れにくい」というのは、エアコンを購入する際に、家電量販店を4~5店舗ほど回った際に、販売員の方が口をそろえて「ダイキンが壊れにくい」と教えてくれたからです。
ダイキンは日本で初めてエアコン開発を成功させており、業務用エアコンのシェアは1位、家庭用エアコンのシェアは2位と、頑丈なイメージがありますよね。
企業の業績を見ても、空調事業の売上高は世界1位、換気事業やフィルタ事業も世界シェア1位と輝かしい実績もあります。
何より、コーポレートスローガンが良くないですか?
我が家は、おかげ様で空気の答えは出ました。
わんこの多頭飼いは、ほこりやニオイも増えますので、その分、家電に負荷がかかると思います。
そのため、我が家はデザイン性より頑丈性を優先しています。
余談ですが、加湿機能も付いていますので、冬の暖房の際は空気の乾燥を防いでくれます。
これも、実感があります。
我が家の脱臭機は、1台はわんずのトイレ付近、もう一台はエアコンの下付近です。
脱臭機にも加湿機能が付いているので、冬はこの加湿も稼働させています。
この、エアコン下の脱臭機の加湿器の水の減りが、もう一方に比べて圧倒的に少ないのです。
給水の頻度からすると、2倍以上の差があります。
ここからも、エアコンの加湿がしっかりされていることが分かります。
エアコンを検討した際、空気清浄機能が付いた他メーカーも検討したのですが、ダイキンの壊れにくさよりは劣るという販売員さんたちのお話と、何より換気機能があることが決め手になりました。
空気のニオイ対策は、どのニオイ対策よりも影響が大きいと感じています。
住環境の状況によって、適切なものは違うかと思いますので、あくまでも一例として参考にしていただければと思います。
まとめ
ニオイ対策は、まずニオイの原因を知り、そこを対策することが第一です。
そのため、わんこの体を清潔に保つことが基本となります。
ただ、むやみに洗いすぎたり、コロンなどのニオイで被せて誤魔化すことは、わんこにとっての負担やストレスになりかねます。
わんこのニオイは、存在感でもあります。
そのニオイの存在だけでも愛おしいですよね。
でも、飼い主を含め、他の人間やわんこにとって、より快適に暮らすためには、不快になるニオイは対策していく必要があります。
働きながらの多頭飼いは、ある程度、家電や技術を頼っても良いと思います。
わんこに対する愛情は無限、時間は有限。
それを念頭に置きながら、ニオイ対策についても日々改善を重ねていきたいですね。
大変さは足し算、楽しさは掛け算以上。
皆さまにとって、素敵なわんわんライフになることを願って。
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