わんこの肉球って、可愛さの象徴ですよね。
色も大きさも様々。
我が家の多種多頭わんずの肉球は、ピンク色や真っ黒、ブチ柄など全種類が揃っていて見ていて飽きることがありません。
皆さまのわんこの肉球たちはどんな特徴がありますか?
今回は、そんなわんこの大切な肉球を守るための足裏ケアの一つ、足裏の毛カットについてまとめてみました。
皆さまのわんこの肉球ケアの少しでもお役に立てば幸いです。
足裏の毛カットが必要な理由
わんこの個性もありますので、必ずしも全てのわんこの足裏の毛をカットしなければならないわけではありません。
わんこによっては、足裏の毛は全く伸びてこないという子もいるかと思います。
我が家の場合、ボーダーコリーの天は他のわんずに比べるとあまり足裏の毛は伸びません。
とは言え、全くケアが必要でないということはありませんので、定期的にカットをしています。
足裏の毛をカットするタイミングは、肉球が毛で覆われてしまっている場合です。
ではなぜ、足裏カットが必要なのでしょうか。
3つのポイントをまとめました。
滑り防止
わんこの肉球は色々な働きをしています。
中でも、地面をグリップする滑り止めは大きな役割の一つです。
わんこが室内で暮らしており、床がフローリング仕様になっているご家庭では、わんこが滑らないように足裏カットが必要です。
汚れ防止
足裏の毛が伸びすぎていると、毛の中に砂や汚れが入り込んでしまいます。
散歩から帰って足を拭いたり洗ったりする際にも、汚れが毛の奥に入るとなかなか落とすことができません。
そこから雑菌が滞留し、怪我や病気のきっかけになる可能性もあります。
特に足裏は地面と直接接するため、色々なものが付きやすいです。
また、肉球の構造上、凹凸が多いため、一度汚れてしまうと隅々まで綺麗にすることが困難です。
足裏カットをすることで、肉球についた汚れは簡単に拭き取ることができるようになり、肉球の間に入った汚れも毛が短ければ目視で取り除くことができます。
異変を見逃さない
これは実際に経験したことですが、散歩から帰って足を拭いていたところ、肉球が少し赤く腫れていることがありました。
少し様子を見たのですが、改善することはなかったため、病院で処置してもらい完治することができました。
足裏の毛が伸びすぎてしまって、肉球が見えない状態であると、このような異変に気付くことが遅くなってしまうことがあります。
特にわんこの体のほとんどが毛に覆われているため異変に気付きにくいこともしばしばですよね。
体表の異変に早めに気付くためにも、被毛で覆われていない足裏や目、鼻、耳の中などは常に注意して、普段の状態を把握しておきたいですね。
カットする方法とコツ
我が家の3つの方法
実際に足裏の毛をカットするにあたり、我が家で採用している3つの方法をご紹介します。
バリカン
わんこ専用の足裏バリカンを使用しています。
充電式なので、一気にカットでき綺麗に仕上がります。
ただ、バリカン特有の音と振動があるので、それが苦手なボーダーコリーの天には使えません。
足裏が小さいチビわんずには、こちらの小さいバリカンを使っています。
サイズが小さいので、肉球の間の細かい部分にも入るため重宝しています。
ハサミ
バリカンが苦手な天や、少し整えたい場合に使用します。
音や振動がないため、嫌がらずに切らせてくれます。
しおんは毛量が多いため、足裏だけではなく足の表側の毛が回り込んで肉球を覆うこともあるため、バリカンでは難しい細かい部分を切るときにも役立っています。
トリミング
トリミング店でお願いすることもできます。
我が家の近くの店舗(イオン)では、シャンプーやトリミングだけでなく、部分ケアサービスがあります。
足裏カットだけでもできますが、我が家は「4点セット」をよく利用しています。
これは部分ケア3点分で4点のケアをしてもらうサービスです。
部分ケアは、足裏カットの他に肉球ケア、爪切り、肛門腺絞り、耳掃除などがあり、その中から4つを選んでケアしてもらうものです。
プロの足裏カットはやはり格段に違いますし、持ちも良いです。
我が家では定期的にプロのお力添えもいただいています。
知らない人にやってもらうから大人しくしているよ。
足裏カットのコツ
- 安心する状態を作る
- 好きなものを引き換えにする
足裏カットは嫌がるわんこもいますよね。
足裏の毛が伸びやすいわんこであれば、できる限り慣れてほしいですよね。
子犬からお迎えできる場合は、最初のころに体のどこを触っても嫌がらないように慣れさせておくことは、後々とても助かります。
我が家の4わんずは幸いにして飼い主がどこを触っても嫌がることはないですが、足裏カットが大好きなわんこはいません。
そのため、足裏カットが「嫌な行事」にならないようにするために2つの方法で対処しています。
安心する状態を作る
音や異物に対して神経質なコリー系のしおんと天には、バリカンは極力使わないようにしています。
嫌なことを無理やりすると、他のことに対しても警戒してしまう可能性があるからです。
また、2人がかりの方法にはなりますが、飼い主のどちらかがわんこを抱っこして、もう一方がカットすると動かずカットすることができます。
そしてカットしている間はとにかく褒めることです。
飼い主側がカットすることだけに集中してしまうことがないように、常にわんこに声掛けして明るく穏やかな雰囲気を作ることで、わんこの不安も和らぎます。
好きなものと引き換えする
「足裏カットに協力したら、ご褒美がある」と覚えてもらうと良いです。
我が家の全員共通のご褒美は、何と言ってもおやつです。
足裏カットが終わった時点で、褒めながらおやつをあげています。
そうすると足裏カットにも協力的になってくれます。
また、トイプードルの海の場合は、おやつよりも抱っこが大好きです。
そのため、海を膝の上に乗せて仰向けに寝てもらうと微動だにしないので、飼い主は安心してカットをすることが出来ます。
まとめ
わんこのケアで比較的忘れがちな足裏カット。
中には全く足裏の毛は伸びないというわんこもいるかと思います。
一方で、我が家のしおんのように、2週間に一度はカットしないと肉球から毛がはみ出してしまうなんて子もいると思います。
我が家では、フローリングに滑り止めを施行していますが、それがうまく発揮されるのも肉球がしっかりあるからです。
その肉球が毛で覆われてしまうと、滑る元になり脱臼などの怪我にも繋がりかねません。
足裏カットは少し工夫や時間が必要かもしれませんが、わんこの体を細かくチェックしたり、コミュニケーションを取るためには欠かせないものだと思っています。
また他のわんこの足ケアとして、肉球自体のケアや爪切りも欠かせませんよね。
足ケアは色々することがありますので、そのためにも普段から足を嫌がらず触らせてもらえるように慣れてもらうことは何よりも大切ですね。
毎日のスキンシップとコミュニケーションができるって、幸せですよね。
働きながらの多頭飼いは、時間の制限やわんずにお願いすることも多いですが、全てのお世話はコミュニケーションだと思うと奥深ささえ感じている今日この頃です。
大変さは足し算、楽しさは掛け算以上。
皆さまにとって、素敵なわんわんライフになることを願って。
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