【ヤギミルク】多頭飼いのおやつはこれ!

健康・お手入れ
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わんこの数が増えると、おやつの量もバカになりませんよね。

だからと言って、安価なものは品質に不安があったり、飼い主の悩みは尽きません。

栄養価があって、コスパもよく、わんこも気に入るおやつ。

好みが分かれるわんこ全員が美味しく食べてくれるおやつ。

働きながらの多頭飼いにとって、扱いやすく且つ品質が良いおやつ。

我が家のわんずは、それぞれに好みが分かれます。

そんな中で、4わんず全員が大好きなおやつが今回ご紹介するヤギミルクです。

ヤギミルクのおすすめポイントは5つ。

  1. 低アレルギー
  2. 消化に良い
  3. 栄養価が高い
  4. 保存がしやすい
  5. 与え方が多様

今回はおやつとしてご紹介しますが、ヤギミルクは幼犬期の脳の発達や、老犬期の心臓ケアなどに関係する栄養素も含まれています。

幼犬や老犬には栄養補助食品として、成犬にはおやつとして幅広く利用できるヤギミルク。

この記事が、新たなおやつの1つとして検討する参考になれば幸いです。

この記事で分かること
  • ヤギミルクと牛乳の違い
  • なぜ犬にとって良いのか
  • ヤギミルクの色々な用途

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なぜヤギミルク?

ヤギミルクは、わんこにも優しいミルクと言われています。

あまり与えないほうが良いと言われる牛乳と、何が違うのでしょうか。

この章では、比較されやすい牛乳と併せて取り上げていきます。

低アレルギー

アレルギーの発症は、その元となるアレルゲンが体の免疫機能に影響を及ぼし、体が異物と捉え炎症を引き起こすメカニズムとされています。

アレルギーの原因は様々ですが、ここでは食物アレルギーについて取り上げます。

食物アレルギーの主な原因は、タンパク質。

牛乳アレルギーは、αs1ガゼインというタンパク質が原因だと言われています。

対するヤギミルクは、βラクトブロブリンという乳清タンパク質が主で、このタンパク質はアレルギーになりにくいと言われています。

しおん
しおん

ヤギミルクは食物アレルギーの心配が少ないってことだね!

消化に良い

複数の記事やサイトでは、「ヤギミルクは消化不良の原因である乳糖(ラクトース)が牛乳に比べて少ない」と書いてありますが、その根拠は確認できませんでした。

消化に良い理由として根拠がある点としては、脂肪球(脂肪の形状)が小さいことがあります。

牛乳やヤギミルクの脂肪球の大きさは1~10マイクロメートル(1マイクロメートルは0.001mm)の範囲だと言われています。

脂肪球は、乳の産地や季節、個体によって変動がありますが、総じてヤギのほうが小さな脂肪球のほうが多いようです。

また、牛乳の脂肪球は粒子が大きく、消化によくないため圧力をかけて均質化しているのに対し、ヤギミルクの脂肪球は自然のまま小さく均一です。

かい
かい

粒子が小さい分だけ、消化しやすいってことだね!

子犬や老犬に有効な栄養素

ヤギミルクにはシスチンという栄養素が牛乳の約1.5倍入っています。

このシスチンは、アミノ酸の一種で、被毛の発育などに関係しています。

またタウリンの前駆物質であり、タウリンは以下の作用があります。

タウリンの効能
  • 抗酸化作用
  • 心筋の収縮性の維持(不整脈、心筋梗塞のリスクを抑制)
  • 脳の発達(幼犬)

タウリンは繁殖能力、視力、聴力、皮膚バリア機能での役割を果たすスフィンゴ糖脂質の前駆物質であるため、これらの作用にも関わってきます。

タウリンの合成は、肝臓で行われますが、この合成能力は幼犬では未熟であり、老犬では低下するため、このような時期には積極的に補給すると良いとされています。

余談ですが、猫ちゃんはこのタウリンを合成するための必要な酵素を持っていないため、欠乏すると拡張型心筋症のリスクがあるということです。

このようなことから、幼犬には脳の発達のために、老犬には心臓ケアのために是非摂取させてあげたいですね。

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おすすめの与え方

ヤギミルクは、液状のものと粉末状のものが多く出回っています。

形状としてお薦めなのは、断然粉末状のものです。

保存期間が長く、場所を取らず、色々な用途で使えます。

我が家がお世話になっているのは、こちらのヤギミルクです。

続いて、実際に我が家で活用しているヤギミルクのおやつをご紹介します。

溶かしてミルクに

水分補給に効果的です。

我が家のわんずは今のところ健康でいてくれていますが、この先体調を崩した際や食が細くなってきた時の栄養補給にも良いのではと思っています。

以前は、ワンラックのプレミアムドッグミルクをあげていた時もあるのですが、水に溶けにくく気軽に使えなかったため賞味期限が切れてしまったことがあります。

その点、ヤギミルクは水でも十分溶けますし、人工的な材料ではないため安心できます。

また、粉末の利点ですが、水に溶かす濃度も調整できます。

たくさん水分を取ってほしい時には薄めで作ったり、栄養補給をしてほしいときには濃いめで溶かしたりしています。

固めてゼリーとして

凍らせてシャーベットにも

おやつとして最適です。

液状のミルクは、その都度作らなくてはいけませんが、ゼリーは1週間分ほどまとめて作っておけます。

🐾我が家流ミルクゼリー

材料

ヤギミルク  小さじ2杯
お湯     50ml
ゼラチン    5g(粉末)
水      250ml

① ヤギミルクを容器に入れお湯に溶かす。
② ①にゼラチンを入れ溶かす。
③ ②に水を入れ粗熱を取る。
④ 粗熱が取れたら冷蔵庫で1~2時間冷やして出来上がり!

お好みで、わんこOKのフルーツ(リンゴや桃など)を入れると豪華になります。

容器は蓋付きのタッパーで作り、そのまま冷蔵庫で保存しています。

ミルクゼリーをあげる時は、スプーンですくって一口サイズにしています。

一日1回のおやつタイムで、5日ほどもちます。

てん
てん

ボクは一日で食べきっても良い量だと思うけどね!

凍らせてアイスで

夏の熱中症対策で作っています。

お好みの濃度のミルク(我が家はゼリーと同じ量)を製氷機で凍らすだけです。

製氷機は100均で売っている小さめのサイズのものを使っています。

氷の大きさが1センチ四方のため、わんずの体の大きさによって、あげる数で量を調整できる点が便利です。

ミルクアイスが出来上がったら、製氷機から外してチャック付きポリ袋に入れて冷凍庫で保管します。

夏の時期に散歩から帰った後のクールダウンで食べてもらっています。

最初はペロペロなめて口から出したり、床で転がしたりしながら食べていたので、あとで床拭きが必要でした。

数回すると、わんずも慣れてきてガリガリといい音をさせながら上手に食べています。

りん
りん

これが目当てで散歩に行くよ。

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まとめ

ヤギミルクをお薦めする3つのポイントです。

  • アレルギーが少なく、消化に良い
  • 脳や被毛の発達、心臓ケアなどに有効な栄養素が入っている
  • 粉末ミルクは用途が多様で保存もしやすい

働きながらの多頭飼いは、毎日手作りおやつをあげることはなかなか難しいです。

限られた時間の中ででも、わんずが気に入ってくれて健康にも良いものを食べてもらいたい。

おやつは絶対必要ではないけれど、飼い主もわんずも楽しめる、おやつの時間は欲しい。

そんな要望に応えてくれるヤギミルク。

また、新しい家族をお迎えしたご家庭や、シニアのわんこにとっても、積極的に取り入れたい補助食となり得ます。

食欲がないわんこには、いつものフードに粉末を振りかけてあげると食べてくれたという口コミも多かったです。

一方で、万犬が好むとは限りませんので、特に食の好みがあるわんこには、最初は少しの量で試してみると良いと思います。

また、基礎疾患やアレルギーなどがあるわんこは、かかりつけ医にご相談の上、ヤギミルクが問題かないかを確認してくださいね。

大変さは足し算、楽しさは掛け算以上。

皆さまにとって、素敵なわんわんライフになることを願って。

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