巷で人気爆発中のSUOクールリング。
我が家は1か月ほど前に犬用を購入しました。
繰り返し使えて、オーガニック素材。
口コミも良かったので、暑がりボーダーの天のために購入してみました。
結論からお伝えすると、
短毛種のわんこには効果的、長毛種で暑がりのわんこには効果は薄れる
ということです。
我が家では、暑さ対策の補助的グッズとして活用しています。
今回は、この結論に至った理由を中心にSUO ICEクールリングの紹介をしていきます。
SUO ICEクールリングとは
販売元は、株式会社WIZ(ウィズ)という神戸市の会社。
SUO(スオ)は「ひとにやさしい・環境にやさしい・安心安全をコンセプト」に様々なアイテムを販売しているブランドです。
SUOシリーズの中の、クールリングは首にかける冷却素材が入ったリングです。
もともと人間用のクールリングが人気で、そこから派生して犬用リングも誕生したようです。
他商品としては、クールマットやベスト、マスクなども取り扱っています。
SUO ICEクールリングの特徴であるPCM素材、COSMOS認証の2点を中心に詳しく紹介していきます。
PCM素材
クールリングの中身、固まったりジェル状になったりする原材料はPCMという素材が使われています。
PCMとは、Phase Change Meterial(相交換物質)の略で、NASAのために開発された新素材。
熱を吸収、発散することで、一定の温度を保つ機能があり、宇宙服の材料や医療現場での温度管理などに使用されているそうです。
任意の温度設定により、自然に凍結することができる優れもの。
SUO ICEクールリングは、28℃以下で凍結するよう設定されています。
そのため、冷え過ぎなどによる低温やけどなどの心配もありません。
わんこの暑さ対策で、急激な冷却は危険なので、これなら安心ですね。
COSMOS認証
SUO公式サイトでも謳っている国際認証。
COSMOSとは、COSMetic Organic Standard(有機化粧品基準)の略で、欧州5団体が制定したオーガニックコスメの品質を保証する国際的な制度です。
SUO製品は、ECOCERTという国際認証機関から、この認証承認を受けたようです。
ECOCERT(エコサート)は、フランスに本部を置く機関で、世界130カ国以上で30年以上オーガニック製品の監査と認証を提供している団体です。
このECOCERTの保証ポイントは以下の通りです。
- 環境にやさしい生産と処理プロセスも人間の健康を尊重
- グリーン化学の概念の開発
- 天然資源の責任ある使用
- 生物多様性の尊重
- 石油化学成分の不在(認可された防腐剤を除く): パラベン、フェノキシエタノール、香水および合成着色料
- GMO(遺伝子組み換え)がないこと
- リサイクル可能な包装
国際的機関のお墨付きであれば安心だね。
口コミ
主な口コミ
- 常温でも十分固くて冷たい
- 結露がなく濡れない
- 軽くて犬も嫌がらない
- ボタン付きで落ちなくて良い
- 医療用に使われている材料で安心
- サイズが合わない(大きすぎる、小さい)
- すぐ溶けてしまう
- 犬が付けるのを嫌がる
- 小型犬には重い
我が家は、楽天市場で購入しましたが、口コミはかなり良かったです。
付け心地については、賛否両論でした。
普段から首につける物を嫌がるわんこには、慎重に検討したほうが良いかもしれませんね。
購入先は、どこからでも値段は変わりませんので、Amazonや楽天ユーザーの方はポイント還元のあるサイトから購入したほうがお得になります。
使ってみた感想
良い点
- すぐ冷える
- 外れない
- 濡れない
28℃以下で凍結するので、すぐ冷えます。
わんこの首に付けていても、全ての中身が溶け切ってしまう(ジェル状になる)ことはそれほどありません。
冷蔵庫だと15~20分、冷凍庫は10分ほどで完全に凍結しますので、すぐに使いたい時も便利です。
また、ボタン式ですので、首輪と同様に外れません。
わんこがブルブルしたり、動き回ったりしてもしっかり固定されています。
そして、他の方の口コミでもありましたが、結露が出ないため、首回りが濡れてしまうこともありません。
通常の保冷剤などは、結露するので、どうしても水分が出てしまいます。
結露しない分、お手入れも簡単で助かっています。
残念な点
- サイズ調整できない
- 長毛種にはパワー不足
ボタン式で外れない点がメリットですが、反面、サイズ調整はできません。
そのため、首回りサイズを正確に測って購入することをお勧めします。
また、SUO ICEクールリングの構造上、太さ2センチのチューブ型になっていますので、体への接面がそれほどありません。
毛量が多いわんこの場合、冷たさを感じるまではいかないのではないかと思います。
買った当初は、散歩のときに首に付けて使っていたのですが、超暑がりの我が家のボーダーには、あまり効果を感じられませんでした。
使用していない時と使用している時のパンディングの差は、あまりなかったです。
試しに、天のクールリングを拝借して自分の首に付けてみましたが、ひんやりが長続きして快適でした。
ただ髪の毛がある頭では、冷たさはあまり感じられませんでした。
直接肌に触れやすい短毛種や、シングルコートのわんこなら、冷却効果は大きいのではないかと思います。
サイズ感と我が家の使い方
我が家は首回りが34センチだったので、LBサイズでぴったりでした。
ここから更に体が成長した場合は、きつくなる可能性大です。
ただ、余裕を持たせて少し大きめのサイズのものにすると、体に密着する面がより少なくなるため、冷却効果としては心許なくなります。
もしちょうど良いサイズがない場合は、ショップに相談すると良いと思います。
デメリットとしてもお伝えしたとおり、散歩の時につけても暑そうなのは変わりがありませんでした。
また、外の気温が28℃以上だと、すぐに溶けてしまいます。
そこで、我が家では、散歩から帰ってきてからクールリングを付けるようにしました。
犬の体温は38〜39℃くらいですが、室温は25~26℃なので、クールリングの持ちも良いです。
30分ほど付けていても、一部は溶けますが、散歩中ほどではありません。
冷却効果が長持ちすることで、天も帰ってからクールダウンするまでが早くなりました。
夏場の散歩時間は、朝は5時台、夜は20時台にしていますので、散歩中に常に冷却するより効果があるのではと感じています。
まとめ
SUO ICEクールリングは、水よりも30パーセント軽く、結露がないことが最大の特徴だと思いました。
特に体の小さいわんこには、首につけることが負担になったり、毛の長いわんこは、結露で体が濡れてしまうことがなくなります。
一方で、チューブタイプだと接面が少ないため、冷却の即効性はあまり期待できません。
後で知ったのですが、SUOには接面が広いバンドタイプのものも取り扱っています。
首に触れる面がクールリングよりかなり多くなりますので、冷却効果はバンドタイプのほうが良いのではないかと思います。
SUO犬用クールバンドのサイトはこちらからどうぞ。
ただ、平たいので凍結時間はリングより短いのかもしれません。
もしバンドも比較できれば、またこちらの記事を更新していきますね。
(2022年7月時点で、リングもバンドも全て売り切れとなっています。)
年々暑くなる夏。
わんこの暑さ対策は終わりがありませんね。
でも、色々なメーカーさんが切磋琢磨して、わんこのために本当に多くの商品を開発してくださっているのには感謝しかありません。
それを発掘していくことも、飼い主にとっての楽しみですよね。
その他の暑さ対策は、別記事をご覧ください。
大変さは足し算、楽しさは掛け算以上。
皆さまにとって、素敵なわんわんライフになることを願って。
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