多頭飼いにちょうど良い【フリードプラスクロスター】

犬たちとの日常
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多頭飼いになると、どうしても必要になる物の一つとして、車があります。

買い物や、遠くへ旅行したり、病院へ連れて行ったり、用途は多岐にわたりますよね。

我が家は、約半年ほどかけて、飼い主とわんずにとって最適な車を探しました。

それが、現在のフリードプラスクロスターです。

この車になってから、ちょうど1年が経過しました。

結論からお話すると、多頭飼いにちょうど良い!です。

犬も荷物もたくさん載せることができる、乗りやすく使いやすい車「フリードプラスクロスター」について、多頭飼いの視点でまとめてみました。

この記事で分かること
  • 多頭飼いの車選びのポイント
  • フリードプラスクロスターのレビュー
  • 愛犬のための快適車内づくり
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車買い替えの経緯

買い替えのきっかけは、2つありました。

1つは、カーリースの満了を迎えたから。

もう1つは、4頭がキャパオーバーになったからです。

現在の車の前は、リースの軽自動車でした。

最初の3わんずをお迎えした頃は、車は所有していませんでした。

と言うのも、生活に便利な地域に住んでいたからです。

しかし、3わんずをお迎えしてから半年後に、私の転職で地方への転居が決まりました。

幸い、動物病院は徒歩圏内にありましたが、他に徒歩で行けるところはコンビニくらい。

バスは通っておらず、電車も多くて1時間に3本ほどです。

不動産屋さんに、

車がないと生活できませんよ。

と言われ、車を検討することになりました。

転居を伴う転職だったのですが、ぬしA・ぬしBともに自由人気質のため、その土地に永住するつもりもありませんでした。

りん
りん

諸行無常よのう。

そのため、とりあえずの移動手段として、カーリースにすることにしました。

リースしていたのは、スズキのハスラーという車種です。

この車は、後部座席がフルフラットになるので、3わんずを乗せるスペースとしては十分でした。

5年のリースが終わるころ、4頭目の天が成犬となり、軽自動車ではキャパオーバーになってきました。

4頭の多頭飼いになった今、この先どこに住むことになっても、もはや車は必須条件になります。

そこで、多頭飼いに優しい車を探すことになりました。

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購入の決め手

車選びの4つのポイント

  • 後部座席がフルフラットになること
  • 車高が低いこと
  • 小回りがきくこと
  • スライドドアであること

後部座席のフルフラット

これは必須条件です。

4わんずが車内で快適に過ごすためには、できる限り広い後部スペースが必要です。

車高が低いこと

わんず自身が自分たちで乗り降りしませんが、飼い主が抱きかかえて車に乗せる際に、車高が低いほうがスムーズだからです。

小回りがきくこと

多頭飼いならではという理由ではありませんが、田舎のため細い道がとても多いのです。

そのため、コンパクトな車であることも運転手である飼い主にとって必要条件でした。

スライドドアであること

ハスラーがヒンジドア(スイングドア)だったのですが、ドアの開閉をしおんが怖がるため、スライドドアのほうがストレス軽減になると考えたからです。

また、スライドドアは開口部が広くなりますので、わんずの乗り降りやクレートの出し入れも無理なくできます。

以上のポイントを軸に、色々な車種を検討しました。

絞られたのが、フリードプラスシエンタファンベースの2つです。

双方、ベース車(フリード、シエンタ)は3列シートなのですが、3列目をなくして後部座席を広く使うために作られた車種です。

しおん
しおん

ステーションワゴンも検討したけど、小回りの優秀さで上の2車種が残ったよ。

決め手

  • 内装
  • 安全機能
  • 担当者の人柄

内装

よく比較される車種どうしですが、タイプが似てはいるものの、グレードは異なるそうです。

車体価格が数十万違います。

その分、機能や内装にも差が表れていました。

ホンダ公式HPトヨタ公式HPより写真引用

一番大きな決定打となったのは、後部座席の溝です。

フルフラットにした時に、フリードプラスは前席との間に溝ができません。

そのため、わんずにとって危険性がありません。

シエンタファンベースは数十センチほどの隙間ができてしまいます。

隙間を埋めるためのオプション品がありましたが、シートを倒すだけで完結するフリードプラスに軍配が上がりました。

ホンダ公式HPトヨタ公式HPより写真引用

そして、とにかく大容量です。

我が家は、後部座席は常にフルフラットにしているのですが、とても広くて沢山積むことができます。

身長が170センチ以下であれば、足を伸ばして真っすぐに寝ることもできます。

安全性能

その他の内装や安全機能もフリードプラスのほうが標準装備で付いているものが多く、運転のしやすさや乗り心地も実感できました。

年に数回、3~4時間ほどかけて車で帰省する際に、長距離ドライブを快適・安心してできる印象を受けました。

担当者の人柄

ここも大きかったです。

最初にトヨタの店舗へ行ったのですが、ちょうど何かのキャンペーンをしていて、かなり押し気味の営業スタイルでした。

商談テーブルへ通されて、アンケートに答えた後にすぐ、店長さんが挨拶にいらっしゃり、

トヨタ店長さん
トヨタ店長さん

値引きしますので、遠慮なくおっしゃってください!

と、ぐいぐい来る印象でした。

そして実際、かなりの値引きがありました。

まだ他にも見てみたいので、検討しますと伝え、お店を後にしました。

その後、ホンダへ。

ホンダの担当者さんは、穏やかな方で、犬を乗せたいのでフリードプラスを検討しているとお伝えしたところ、

ホンダ担当さん
ホンダ担当さん

どんなわんちゃんですか?

と聞いてくださいました。

その担当者さんも大の犬好きで、車の話よりわんずトークで大盛り上がりをしました。

2店舗の異なる担当者さんに対応していただいた印象は歴然でした。

  • とにかく売りたくて値引きとオプションで推してくるスタイル
  • 多頭飼いのことを考えてくれ、車種に対しての自信を持っているスタイル

車は、売り切りではなく、その後のメンテナンスなどで長い付き合いになります。

それ故、担当者や店舗も重要になってきます。

実は、上記2店舗の前に、中古車販売店や他のホンダディーラーも行きました。

しかし、中古車ではフリードプラスクロスターがあまり流通していないこと、他ディーラーの担当者とは、あまり話しが合わなかったことなどでご縁がありませんでした。

かい
かい

担当者さんとの相性って、意外と重要なのね。

余談ですが、自動車販売店をいくつかまわって、夕方の散歩から帰ってきた時に、最初に訪問したトヨタディーラーの担当者が家の前で待っていた時は、かなりビビりました。

(最後の一押しに来たそうです。しかもそのディーラーは家から1時間ほどの距離がありました。)

当初の予算からはオーバーしてしてしまいましたが、満足いく選択ができたと思っています。

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フリードプラスの良い点

とにかく広い

さすがフリードプラス、見た目以上に広い空間です。

後部座席は天井ネット、居室、床下収納の3段スペースがあります。

ルーフネット

オプション品で設置しました。

カゴ式(ラック)もありましたが、圧迫感のないこちらを選択。

ここにはフリース毛布やタオル類などを入れています。

後部座席スペース

後部座席はわんずスペースのため、常時フルフラットです。

中型犬用のクレート2つ、小型犬用のクレートが2つ余裕をもって積載できます。

フルフラットにした状態
4頭分のクレートを収納した状態

アンダーラゲッジスペース

フルフラットにした床板の更に下に、荷物用のスペースがあります。

これが本当に便利です。

フルフラットスペースはクレートで占領されますので、旅行などの際の人間用と犬用荷物はこのスペースに全て収まります。

また、汚れものがあった場合も、上下収納を分けることができます。

スーツケースも積めます

後部座席ロールサンシェード

わんず用の日よけと視界よけに役立っています。

後述しますが、後部にエアコン口がないため、運転席(飼い主)側との室内温度差が気になります。

特に夏場は日差しで室温が上昇する恐れがありますので、このロールサンシェードが装備されていると心強いです。

このシェードは、窓の内側に設置されていますので、シェードをしたまま窓が開閉できます。

また、車通りが多い道では、窓から車が動いている景色が見えると、天が車追いモードになることもあります。

そのような場合に、このシェードが視界よけになってくれています。

前席シートヒーター

冬場のドライブに役立ちます。

小さいわんずは問題ないのですが、コリー系2わんずは暑がりです。

冬場、エアコンを入れるとわんずにとっては暑すぎるし、入れないと人間は寒い、といった時に活躍してくれます。

安全性能

引用:ホンダ公式HP

ホンダセンシング

ホンダの技術が詰まった安全運転支援システムです。

13の機能がありますが、特に気に入っているのは、アダプティブクルーズコントロール(ACC)です。

これは、前の車との車間距離を自動で維持してくれる機能です。

特に、高速道路などでこの機能をONにしておけば、アクセルペダルから足を離しても適切な車間距離を保ったスピードを維持してくれます。

スピードやコーナリングがスムーズなので、車酔いしやすいしおんも快適に過ごすことができます。

LEDアクティブコーナリングライト、フォグランプ

LEDアクティブコーナリングライトは、車が曲がる方向に先回りしてライトを照らしてくれる機能です。

街灯がないような暗がりや田舎道は、フロントライトだけでは闇が照らしきれません。

暗闇を走るには、もはやなくてはならない機能となりました。

室内確認用ミラー

ルームミラーだけでは確認できない角度で、後部座席部分が見れます。

運転中でも後ろのわんずの様子を確認することができます。

残念な点

フルフラット部分の段差

後部座席をフルフラットにすると、ボードの厚さ2.5センチほどの段差ができてしまいます。

たかが2.5センチ、されど2.5センチ。

この段差が原因で、クレートが不安定になってしまいます。

フリードプラス段差問題の解消方法として、バスマットの利用が口コミで多かったため、我が家でも導入をしてみました。

西松屋とニトリのバスマットを使用、ピッタリです。

この段差、あなどれない
バスマットがピッタリフィット!
白がニトリ、ベージュが西松屋

その上に、ラゲッジマットを敷いています。

ラゲッジマットは丸洗いできますので、わんず車にとってはお手入れが簡単で助かっています。

しかし、このマットがずれると、下のバスマットも同じくずれてくることがありますので、最初から段差がないとより良かったなぁと思います。

後部座席にエアコン口がない

特に夏場の使用において、後部にもエアコンの吹き出し口があったら良いのに…と思います。

エアコンは前席のみになりますので、もちろん車内全体に冷気・暖気が回るように設計されていると思います。

しかし、やはり温度差はできてしまいますし、夏の時期にわんずが乗っている後ろ部分に涼しい風が届きにくいのは残念な点です。

この対策として、後部窓際の収納部分にクリップ式のポータブルファンを設置し空気を循環させています。

クリップを止めている収納部分にはソケットがありますので、そこから電源を取ることで、残電池を気にせず稼働することができます。

後部設置で風を循環させます

前席の収納スペースが少ない

大容量な後席に比べると、前席の収納は頼りないです。

助手席ダッシュボードは、車の取説を入れると何も入らなくなってしまいます。

他には、運転席インパネ部分にも跳ね上げ式の収納があるのですが、深さがないため、マスクや単行本くらいしか入りません。

そのため、運転席と助手席の間にコンソールボックスを置いて、そこに必要な小物類を収納するようにしました。

まとめ

ホンダ車の中でも、コンパクトミニバンの中でも、圧倒的な人気を誇るフリード。

実際に1年間乗ってみて、確かに!と思うことが多い車です。

多頭飼いに便利なのは、3列目シートがないフリードプラス。

私たちは内装と装備が気に入ったクロスターにしました。

トヨタのシエンタが良く比べられますが、標準装備や、内装、グレードなどがかなり違うため、比較対象にならないのではと思います。

また、ホンダは、ドッグフレンドリーカーが多く、わんことのお出かけや、愛犬用純正アクセサリーなどを取り扱うHonda Dogがあります。

わんこのために独自の製品開発や情報発信をしている会社であることも、わんこ好きにとっては信頼できます。

犬好きにはこんなステッカーも!

そして、販売店の相性も良かったです。

担当者の方はもちろん、そのほかのスタッフの方も愛犬家が多く、我が家のわんずを可愛がってくれます。

てん
てん

人見知りのボクも上手に手なずけてくれるよ!

多頭飼いにとっての「ちょうど良いクルマ」は、フルフラットであること、大容量であること、運転のしやすさだと思います。

これからまた新しい車種や、機能が盛り込まれた車が誕生してくると思いますが、その時々でわんこにも人にも快適で安全な車を選んでいきたいですね。

大変さは足し算、楽しさは掛け算以上。

皆さまにとって、素敵なわんわんライフになることを願って。

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