お留守番の時のわんちゃんの様子って気になりませんか?
働きながら犬を飼うと、どうしてもお留守番をしてもらわなければいけない時間が出来てしまいます。
「安心してお留守番をしてもらえるかどうか」ということは、飼い主にとっての課題です。
そんなお留守番の時のわんちゃんの様子を見ることが出来る、見守りカメラ【tapo】を導入しました。
飼い主の生活がどう変わったか、導入のメリット・デメリットについてご紹介したいと思います。
今後、見守りカメラの導入を検討されている方の参考になれば幸いです。
見守りカメラ【tapo】
パンチルト ネットワークWi-Fiカメラ 【Tapo C210】
製品スペック
以上の機能に、オプションで以下の機能を付加させることが可能です。
価格
価格は購入サイトによってバラつきがありますが、4,800円~5,500円程度が相場のようです。
(※2022年7月時点)
ちなみに、うちではAmazonプライムデーの割引を使用して、3,080円で購入が出来ました。
その際、価格・機能面で近かった製品として比較検討した商品は【SwitchBot 見守りカメラ 】です。
今回は2台購入したかったので、購入時点で低価格な方、【Tapo C210】を選択しました。
我が家のお留守番について
我が家では、飼い主2人ともフルタイムで働いているため、午前3時間半・昼4時間の計7時間半のお留守番をしてもらっています。
ぬしBの職場が家から近いため、途中、お昼休憩時に一度帰宅してわんずたちにリフレッシュしてもらっています。
お留守番中、おそらく寝ているのだろうな~ということは、帰宅時のわんずたちの“寝ぐせ”や“ストレッチの様子”を見る限り分かります。
しかし、本当にずっと寝ているのかな?
留守番中に、ケガなどにつながる遊びや行動をしていないだろうか?
飼い主の不安は尽きません。
今までにも何度か、見守りカメラの導入を検討しましたが、下記の理由で結局購入には至りませんでした。
見守りカメラ導入を見送っていた理由
見守りカメラは、ずいぶん前から気になっていました。
しかし、以下の理由で導入を見送っていました。
値段が高いというイメージ
ペット用の見守りカメラは、ずいぶん前から普及していましたが高価なものが多かったです。
最初に検討した製品は、“Furbo”という製品でした。価格は約3万円。
ペット用見守りカメラとして知名度が高く、実際に使用している飼い主さんからの評価も高かったため、何度も購入ボタンをクリックする寸前まで行きました。
しかし、やはり高い・・・。
カートに入れては諦め、また思い出してはカートに入れ・・・。
そんな繰り返しの日々でした。
何かあってもすぐに駆け付けることが出来ない
見守りカメラを使用する際は、主にお留守番の時になります。
外出先や仕事先でお留守番の様子を見ることが出来、安心することが出来るメリットは大きいです。
しかし、万が一何かがあってもすぐに駆け付けることが出来ないので、結局意味がないのではないか?
そんな疑問も消えませんでした。
見ているだけで何もできないもどかしさに、耐えられるだろうか?
それなら、今まで通りでよいので良いのではないか?
そんな不安を、ぬしA・ぬしBともに抱えていました。
設置場所の問題
設置場所の問題もあります。
見守りカメラは、長時間稼働するため充電式ではなくコンセントでの電源確保が必要となります。
電源が確保でき、わんずたちが気にしない場所にコンセントが位置するような設置場所を作ることも課題となりました。
今までにコンセントをかじって遊ぶなどのいたずらはなかったものの、新たに見知らぬ道具と共にコンセントが増えたら、いたずらしないとも限りません。
コンセントのいたずらは、事故や火災の原因にもなりますし、何よりわんずたちが危険です。
プライバシーの問題
うちで暮らしているのは、わんずだけではありません。
いくら信頼関係があるとはいえ、カメラを設置する際には人間側のプライバシー確保も大事です。
カメラを設置するにあたり、どのような運用ルールにするかも検討が必要な項目の一つでした。
購入のきっかけ
購入のきっかけは、帰宅後のわんこの異変とAmazonプライムデーでした。
帰宅後のわんこの異変
いつも仕事から帰ってくると、元気にお出迎えをしてくれるわんずたち。
ある日、ぬしAが帰宅したとき、いつもなら全力で何回も飛びついてくる天が、うずくまって動きません。
部屋の片隅で丸くなり、上目遣いで自分の身体の異変を怖がっていました。
その後、ぬしBが帰宅した際にはすこし回復して駆け寄ってきましたが、右後ろ脚を引きずって歩いていたのです。
その後1時間ほどでいつもの天に戻り、お散歩にも行きたがった為、その日は様子を見ることにしました。
しかし、「お留守番中に何かあったのかな?」「いつから痛かったのかな?」「何かきっかけがあるのでは?」と、不安は残ったままです。
お留守番中の様子が気になって仕方がありませんでした。
これを機に、やはり見守りカメラを導入しようと思いました。
Amazonプライムデー
わたしたち飼い主は、日用品の多くを通販で購入しています。
わんずたちのご飯も、シャンプーなどの日用品も通販のほうが種類も豊富で価格も安く抑えることが可能です。
楽天市場もしくはAmazonをよく使用します。
天に異変のあったその夜は、ちょうどAmazonプライムデーが開催されていました。
今ならば、高いイメージのある見守りカメラも購入しやすいのでは?と思い、改めて商品を検索しました。
すると、各メーカから低価格でも十分機能的な見守りカメラが発売されており、気軽に手の届く商品となっていました。
いくらAmazonプライムデーとはいえ、さすがに“Furbo”は高額でしたので、他メーカーの商品で検討することにしました。
そこで、【Tapo C210】がAmazonでの見守りカメラ部門人気第1位としてあがってきました。
部屋の形状から、カメラは2台必要だったので、機能面・価格面で納得のいく【Tapo C210】の購入を決断しました。
Amazonプライムデーのおかげで、2台迷わず購入することが出来ました。
【Tapo C210】口コミについて
【Tapo C210】の口コミでの、良い点と残念な点を以下にまとめました。
私たちが購入する際にも参考にしました。
- 安い
- デザイン、機能性が良い
- 設定が簡単
- コンパクト
- 360°の首振り機能が便利
- 暗闇でも鮮明にうつる
- 録画が可能なので安心(※別途SDカード購入必要)
- 双方会話が可能
- 天井や壁にも設置可能
- 自動追尾機能がない
- 音質がイマイチ
- 追加機能が有料
- スマホから電源のON・OFFが出来ない
- 本体に電源スイッチがない(コンセントの抜き差しのみ)
- 個人情報や画像流出に関しての安全性が不安
全体的に良い口コミのほうが多かったです。
レビューも、星が4~5に集中しており、1~2はとても少なかったです。
安い割に高機能、という内容の口コミが多い印象です。
より多くの機能や精度を求めれば、高額にはなりますが良い商品は沢山販売されています。
そこまで求めるのであれば他の商品を検討したほうが良い、という感想です。
実際に使用してみての感想
ここからは、【Tapo C210】を実際に導入してみてどうなったかをお伝えします。
まずは、購入を見送っていた理由(課題)に対してどうなったかを以下にまとめました。
購入を見送っていた理由に対してどうなったのか
値段が高いというイメージに対して
上を見れば高いものも沢山あるが、低価格でも高機能の商品も沢山あります。
また、ペット用に絞らずに探してみると、ベビーカメラや防犯カメラとして沢山の商品が販売されています。
安いもので3千円台から選ぶことが出来ますので、値段が高いイメージは払拭されました。
実際に使用してみないと、足りない機能や余分な機能、問題点に気づくことはできません。
まずは低価格なもので試してから、それで物足りなければ、必要な機能を備えたカメラを再度検討するという流れでも良いかと思います。
今のところ、【Tapo C210】で十分私たちのニーズを満たしてくれているので問題ありません。
- 低価格でも高機能なカメラが各メーカーから販売さている
- 低価格なもので試して、物足りなければ再検討する
何かあってもすぐに駆け付けることが出来ないという懸念について
ただ、見守るだけしかできないカメラに、意味はあるのだろうか・・・。
導入してすぐに、その懸念は吹き飛びました。
お留守番している様子を外から見ることが出来るだけで、自分たちの心がとても穏やかでいられたのです。
仕事中や外出先で、ちょっとカメラをのぞいてみると、伸び伸びと身体を伸ばして寝ている姿や、安心してひっくり返ってヘソ天で寝ているわんずたちの様子が映っていました。
これだけ安心してお留守番時間を過ごしてくれていることが分かっただけでも、見守りカメラを導入して良かった!と感じました。
もし何かあった際は、すぐには駆け付けられなくても「いつ頃」「こんなことがあった」という情報があるだけでも、違うと思います。
今回、見守りカメラ導入後にも再度、天の脚に異変が起きました。
この日は、ぬしBがお昼の一時帰宅中に異変に気が付きました。
前回同様、右後ろ足を痛がって動きたがりません。
その日は早退して病院へ連れていきました。
ここで役に立ったのが、見守りカメラから得た情報でした。
ぬしAが、こまめに留守番中の天の様子を見てくれていました。
カメラ見ていたけど、普通に寝ている時間も多くあったよ。
たまに気にして舐めていたけど頻繁ではなかったかな。
病院での問診時に、私たちが見ている間の情報以外に、お留守番時の様子も伝えることが出来ました。
より精密な診断のためには、沢山の情報が必要です。
ちなみに、今回の天の異変に対する診断の結果は、趾間舐性皮膚炎でした。
何かがきっかけで舐めた箇所に細菌が入り炎症が起き、それをまた舐めることで腫れと痛みが出る、ということでした。
最初に舐めたきっかけは、足の裏に何かが刺さったのか、小さな傷が出来ていたのか、それは今となってはわかりません。
病院の先生曰く、アレルギー性で症状が出る子も多く、その場合は繰りかえし症状がでる、ということでした。
とりあえずは、今回初めてだったこともあり、ステロイド剤と抗生剤の内服治療を1週間続けて様子を見ることになりました。
その後、お留守番中に足を舐める回数も減っていき、今ではすっかり良くなりました。
もう一つ、カメラを導入して気が付いたことがありました。
何かあっても帰ることが出来ない、と思っていましたがそれはそもそも間違った考え方でした。
今までは、お留守番時に何かあっても気づくことが出来ないので、何かがあっても当然帰ることはできません。
しかし、見守りカメラでわんずたちの異変に気が付き、緊急性を要すると判断した際は、帰るという選択肢が出来ました。
すぐには駆け付けることはできませんが、早く帰ってあげることは十分にできます。
- お留守番の様子を見ることが出来るだけでも安心感は大きい
- 病院受診時に、お留守番時の様子も伝えることが出来る
- 異変に気が付いた際に早く帰ってあげられる
設置場所の問題について
設置に関しては、コンセントの位置の問題とカメラに映る範囲の両方の兼ね合いがるので、かなり悩みました。
一台は、テレビ台の上。ここならば、壁側にコンセントが集中しているので問題なく設置出来ました。
もう一台は、高い位置に設置したかった為、部屋の角に新たに棚(コーナーラック)を設置しました。
コンセントが天井に向かって伸びてしまう問題は、ホームセンターで売っている配線カバーを使用しました。
プライバシーの問題について
これに関しては、2台のカメラをそれぞれ別のアカウントでアプリを登録することで解決しました。
そもそも、10年近く一緒に生活をしていて家族のような関係ですので、互いのプライバシーに関してはあまり過度に気にすることはありませんでした。
性格的にも、お互い細かいことは気にならないタイプです。
【Tapo C210】は、アプリを入れれば家族でカメラビューを共有できます。
お互いに好きな時に、スマホアプリから確認が可能です。
撮影が不要の際は、プライバシーモードを設定しておけば映像も音声も無効化されます。(映りません)
また、カメラが起動しているときは【Tapo C210】のライトの点滅で一目でわかるようになっています。
どちらかが在宅の際は、オフにしておくようにしています。
- アプリで互いの登録カメラを共有
- プライバシーモードを活用
気に入った点と残念な点
- コンパクト
- 設定が簡単
- 家族で共有できる
- 鮮明に映る
- 夜間でもくっきり映る
- 気になる場所をズームアップして見られる
- 360°の首振り機能が便利
- デザインがシンプルで場所を選ばない
- 双方での会話が可能
- 映像を写真として撮影できる
- 録画ができる
- 本体に電源ON/OFF機能がない
- Wi-Fi環境がない場所で見るとタイムラグがある
- コンセントが黒色なので壁にはわせると目立つ
- 垂直方向(上下)の角度調整幅がもう少し欲しい
- 暗闇モードでは照明が起動する
残念な点もありますが、この価格でこれだけ使いやすければ大満足です。
私たちにとってはとても良い買い物でした。
実際の映り具合
実際にどのように映っているのか、ご紹介します。
明るいときと暗いときで映り方が異なります。
明るいとき
通常のお留守番時は、照明は切っていますが日の光が入るので部屋は明るいです。
奥のゲージにいる天の体制や動きまでしっかりと見ることが出来ます。
暗いとき
夜寝るときは、照明を落とします。
照明を落として、わんず達はリビングで就寝。ぬしAとぬしB、そしてトイプードルの海だけは寝室へ移動します。
なぜ海だけが、ほかのわんずとは別行動でぬしBと一緒に寝ているのかは、別の記事でご紹介していますので、よろしければご覧ください。
カメラを設置してから、寝室でわんずたちの様子を見ることが出来ます。
ここで初めて、誰がどこでどのように寝ているのかを知ることが出来、これまた発見の連続でした。
また、トイレ(特にうんち)をしている様子などをタイミングよくみることが出来た際は、すぐに片づけに降りることが出来るので、朝のトイレ掃除が楽になるという利点にも気が付きました。
実際に、夜は以下のような感じで映ります。
映像を見ながら、気になる箇所をズームアップも出来ます。
暗闇では、うっすらとカメラ側で照明がつくので、わんずたちの目が光って映ります。
まとめ
見守りカメラを導入するか否か・・・。
なんだかんだ5年間ほど悩みながらも決断できずにいました。
わんずたちの日用品やケアグッズに関してはあまり悩まずに買えるのですが、見守りカメラは、飼いぬしの自己満足にすぎないのかな?という気持ちもあり、緊急性を感じずに先延ばしにしてきました。
実際に見守りカメラを導入してからというもの、仕事先や出先からわんずたちの様子をみてはニヤニヤと顔がほころび、とても幸せな気持ちになります。
早く帰りたい!という気持ちがより強まります。
仕事中に嫌なことがあっても、気持ちをリフレッシュすることが出来ます。
ここまでは、やはり飼いぬしの自己満足にすぎないかもしれません。
しかし、何かあったときや普段と様子が違うときにすぐに気が付くことが出来、より早く対応が出来るという点では、わんずたちの為にもなっているのかな、と感じます。
地震・台風・豪雨など、最近は天災も多く、その災害規模もどんどん大きくなっています。
もし、飼い主が留守中に何か起きた時、すぐに様子を確認できるツールがあるだけでも、安心かと思います。
私たちは、見守りカメラを導入して良かったと感じています。
大変さは足し算、楽しさは掛け算以上。
皆さまにとって、素敵なわんわんライフになることを願って。
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